アーキビストのノート

4月24日(土)、25日(日)に、日本アーカイブズ学会2010年度大会が行われます。
詳細は、こちらをご覧ください。

http://www.jsas.info/modules/news/article.php?storyid=40

今年度のアーカイブズ・カレッジの募集要項が発表されました。

こちら からご覧頂けます。

内容をみますと、今年も更なる内容の改訂が行われているようです。
ぜひ、参加してみませんか。

なお、今年の短期コースは名古屋大学で開催されるようです。

 今年も、下記の通りアーカイブズカレッジ修了論文報告会を開催いたします。
ぜひご参加下さい。


主 催:アーカイブズカレッジ修了生有志
日 時:2011年3月5日(土)16時〜19時
場 所:駒澤大学深沢キャンパス深沢キャンパス講義室2−3
http://www.komazawa-u.ac.jp:40080/cms/campus/c_fukazawa/

発 表:
中央大学大学院日本史学専攻 高橋 邦幸氏
「日本古代太政官における文書管理」

お茶の水女子大学大学院 武田 美紗子 氏
「昭和期の史料の劣化調査と保存処置について〜山口重次文書を例に〜」

駒澤大学大学院人文科学研究科歴史学専攻 日向玲理 氏
「外務省記録の構造 〜満州ペスト処理問題文書を中心に〜」

お茶の水女子大学大学院 若林 真気子 氏
「静岡県文書館運動の課題からみる浜松市文書保存運動の展望」

国立国会図書館憲政資料室 藤本 守 氏
「国立国会図書館における文書資料の利用提供の現状と課題」

以上。
去る5日、駒澤大学にて今年度のアーカイブズ・カレッジ修了論文
報告会を開催いたしました。おかげさまで約30名の方にご参加を
いただき、大変盛況な会になりました。参加者の皆様の顔ぶれは
教員、博物館、図書館、文書館などの現職の方、今年度の同期修了
生を中心とした学生の方が主だったようです。
御協力いただいた皆様、ご参加いただいた皆様に改めて御礼を申し
あげます。年齢、所属などに関係なく、同じテーマに興味を持つ人
の広い意味でのつながりと学びの場、としてカレッジも、そして
この修了論文報告会もなるとよいのかな、と考えました。

終了後の懇親会にも20名ほどの方にご参加いただき、発表の疑問点、
アドバイス、仕事の話、研究の話など、様々な交流が行われており
ました。
詳細は後日、こちらのページに掲載するようにいたします。

当日は、運営側の予想以上に参加者が多く、遅れて参加された方の
なかには、前半の方のレジュメがなかった方も多かったと思います。
佐藤あてにご連絡いただければ、レジュメをお送りいたします。
お気軽にご連絡ください。
(zabuzabu*gmail.com) *を@にかえてください。

以上、当日司会担当の2006年度修了生、佐藤でした。

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去る3月11日に発生致しました東北地方太平洋沖地震は、多くの地域に甚大な被害をもたらしました。被災された皆様には、心よりお見舞い申し上げます。

このたびの震災では、文化財や地域資料も大きな被害を受けています。被災地では歴史資料の救出に向けた活動が始まり、現在、宮城歴史資料保全ネットワーク、歴史資料ネットワークでは、被災資料救出のための基金を募っています。

宮城歴史資料保全ネットワーク
http://www.miyagi-shiryounet.org/

歴史資料ネットワーク
http://www.lit.kobe-u.ac.jp/~macchan/
(史料ネットについてはPDFの添付有)

歴史資料の保存に関してご関心のある皆様は、是非ともご協力ください。
宜しくお願い致します。

先に掲載致しました震災被災資料救出にかかわる募金についてですが、同様の募金活動を、新潟歴史資料救済ネットワークでも行っています。
http://hysed.human.niigata-u.ac.jp/rescue/

なお、文化庁でも文化財レスキュー事業が行われることになりました。
詳細はこちらをご覧ください。
http://www.bunka.go.jp/bunkazai/tohokujishin_kanren/pdf/bunkazai_rescue_jigyo.pdf
先日、掲載しました募金について、
山形文化遺産防災ネットワークでも募金を
募集しております。

http://yamagatabunkaisan.cocolog-nifty.com/blog/

をご覧ください。山形の史料ネットでは、同地の被害が
少なかったこと、宮城や福島、岩手などへ近さ(地の利)を活かし
同地のネットのサポートなどを行っていく、とのことです。




国文学研究資料館では今年も、アーカイブズ・カレッジを
開催するようです。こちらに、募集要項などが掲載されております。

詳細はこちら。

会場と期間は次の通りです。
長期コース(東京会場):
平成23年7月19日(火)〜8月12日(金)、平成23年8月29日(月)〜9月22日(金)
短期コース(小樽会場):
平成23年11月7日(月)〜11月18日(金)

今年も一部の内容を新たに加え、盛りだくさんの内容となっています。
世情不安定な昨今ですが、記録やアーカイブズの大切さは、今回の
震災でさらに高まるように思われます。ぜひ、学んでみませんか。

申し込みは長期が5月13日、短期が7月1日(当日消印有効)となっています。
今年度もアーカイブズ・カレッジ修了論文報告会を準備中です。
時期は三月上旬、場所は都内の大学で調整しております。
詳細は決まり次第、こちらにアップいたします。

今年も、修了生有志により下記の通り国文学研究資料館「アーカイブズ・
カレッジ」修了論文報告会を開催いたします。ぜひご参加いただきたく、
ご案内いたします。現職、学生、その他アーカイブズや周辺分野
に興味を持つ方の交流と研究の刺激の場になれば、と願っております。

             記
日 時:2012年3月4日 15時〜18時
場 所:駒沢大学深沢キャンパス講義室2-1
資料代:300円
発表者:
篠崎佑太氏(中央大学大学院博士前期課程)
 「廃藩置県にともなう文書引渡し-品川県の東京府引渡文書を事例に-」
小川翔氏(中央大学大学院博士前期課程)
 「九州における地方アーカイブズの歩み」
参加者自己紹介、情報交換


※発表後、近隣にて懇親会を開催いたしますので、ぜひご参加下さい。
ご参加の方は、人数把握の関係上、問い合わせ先佐藤までメールを
いただけますと助かります。

◇◆お問い合わせ先◆◇
佐藤正三郎(2006年度修了)*を@にかえてください。
zabuzabu*gmail.com  
ご報告が遅くなりましたが、3月4日(日)に開催しました修了論文報告会は、おかげさまで約30名の方にご参加いただき、盛会となりました。
当日は、報告に対する活発な議論もあり、開催者側も大いに勉強になりました。
ご報告、ご参加いただきました皆様に、改めて御礼申し上げます。
2012年度も開催に向けて企画を進めていきたいと考えていますので、今後とも宜しくお願い致します。

現在受講生を募集中です。
申し込みは、長期コースが5月11日(金)、短期コースが7月6日(金)までです。
詳細はこちらをご覧ください。
http://www.nijl.ac.jp/pages/event/seminar/2012/archives.html
2012年度アーカイブズ・カレッジ修了論文報告会について

今年も、修了生有志により下記の通り国文学研究資料館
「アーカイブズ・カレッジ」修了論文報告会を、国士舘大学
国士舘史資料室のご協力を得て開催いたしますので、
ぜひご参加いただきたく、ご案内いたします。現職、学生、その
他アーカイブズや周辺分野に興味を持つ方の交流と研究の刺激
の場になれば、と願っております。今後、アーカイブズ・カレッジの
受講を考えている方も大歓迎です。

                   記
日時:2013年3月23日
  14時〜17時30分 (報告30分、質問10分、休憩あり)
場所:国士舘大学梅ヶ丘校舎34号館3F 303B教室
   構内地図はこちら。
参加費(資料代)300円
報告
森田大介氏(大正大学大学院文学研究科修士課程)
  「中世の官文庫について」
林大樹氏(学習院大学大学院人文科学研究科博士前期課程)
  「近世公家社会における改名文書」
林原久恵氏(
筑波大学大学院図書館情報メディア研究科博士前期課程)
  「学校沿革誌の編纂と保存管理」
長谷川貴志氏(駒澤大学大学院人文科学研究科修士課程)
  「外務省における外交記録公開制度の一考察」
小堀槙子氏(東京外国語大学大学院総合国際学研究科博士前期課程)
  「韓国におけるアーカイブズの公開制度について」

※1
報告会に先立ち、同日13時から、国士舘史資料室のご厚意で、同室などの特別見学ツアーを開催します。参加ご希望の方は、10分前までに、同室
前にお集まりください。
資料室は柴田会館2階にあります。キャンパスマップをご確認ください。
構内地図はこちら。

※2
発表後、懇親会を開催いたしますので、ぜひご参加下さい。
懇親会ご参加の方は、人数把握の関係上、問い合わせ先佐藤までメールでご連絡ください。なお、酒、ソフトドリンク類のお土産大歓迎です。



佐藤 正三郎
Mail:zabuzabu★gmail.com  ★を@にかえてご連絡ください。
直前になり申し訳ありませんが、会場が変更になります。
会場は303B教室です。なにとぞよろしくお願いいたします。

(下記に掲載分は変更済み)
ご報告が大変遅くなりましたが、3月23日(土)に開催しました修了論文報告会は、おかげさまで37名の方にご参加いただき、盛会となりました。懇親会にも沢山 の方にご出席いただき、有意義な時間となりました。
 当日は、報告に対する活発な議論もあり、開催者側も大いに勉強になりました。
5名の報告者の方をはじめ、会場をご提供くださった国士舘大学のみなさま、そしてご参加いただきました皆様に、改めて御礼申し上げます。
 2013年度も開催に向けて企画を進めていきたいと考えていますので、今後とも宜しくお願い致します。


☆以下、各報告や会全体についてお寄せいただいたコメントをご紹介します☆

1 各報告者に寄せられたコメント
 
(1)森田大介氏(大正大学大学院文学研究科修士課程)
 「中世の官文庫について」

・家文殿と小槻氏の私文書との同化など大変興味深かったです。
・古記録などとの関わりについて意見があれば聞きたかったです。

(2)林大樹氏(学習院大学大学院人文科学研究科博士前期課程)
 「近世公家社会における改名文書」

・私自身が改名という点に目を向けていなかった事なので勉強になりました。

(3)林原久恵氏(筑波大学大学院図書館情報メディア研究科博士前期課程)
「学校沿革誌の編纂と保存管理」

・学校沿革誌関連で、国からの指示ではなかったということですが、植民地下(韓国、台湾等)の学校での状況も対象にしていただきたいと思いました。

・沿革誌として、やはり保存管理の差はこの様にレジュメとして見ると、とてもわかりやすく見られたと思いました。

(4)長谷川貴志氏(駒澤大学大学院人文科学研究科修士課程)
  「外務省における外交記録公開制度の一考察」

・長谷川氏の報告を聞いて、研究者自体がarchives学を身に付けることの重要性を認識しました。

・院に進学しながらカレッジの修論を書けるか自身の進路と照らしながらも拝聴させていただいたのですが、長谷川さんのように自身の研究と結びつけながらアーカイブズ学を深めていくこともできるとわかり大変参考になりました。

(5)小堀槙子氏(東京外国語大学大学院総合国際学研究科博士前期課程)
  「韓国におけるアーカイブズの公開制度について」

・韓国のアーカイブズが、民主化運動の解明という、個人の名誉回復との関わりのなかで発展してきたことを知り、アーカイブズの重要性を再確認させられました。             
           

2 修了論文報告会について

・時代、ジャンルと様々な報告を聴けて勉強になった。
・保存→活用の変遷等、つい近現代で考えがちですが、中世・近世の保存機関 のお話は特に興味深かったです。
・バリエーションに富んだラインナップで面白く聴かせていただきました。
・報告がバラエティに富んで大変勉強になった
・水準がいずれも高いもので、アーカイブズの将来に明るいものを感じました。
・学外のこのような報告会に参加させていただくのは初めてだったのですが、発表内容はもちろん、様々なことを学ばせていただきました。
・幅広い分野の報告を聞くことができ、とても勉強になりました。
・今回の発表会を(自分の修了論文執筆の)参考とさせていただきたい。
・報告会の前のオプショナルツアーが充実していてとてもよかったです。
・報告内容も、報告者が意欲的に論文に取り組まれていてよかったです。
・非常によくまとめられたハイレベルの報告に刺激を受けました。
・多様なテーマでの報告会だったので大変興味深く聞くことができました。
・アーカイブズカレッジ受講生の参加が少ない気がして残念です。
・アーカイブズ学ではないという指摘もありましたが、歴史学でそちら方面を研究されている方にとっては貴重な基礎研究ではないのでしょうか。
・全体を通して大変勉強になりました。
・一口にアーカイブズ学とはいえ、アプローチが様々なため、難しい部分もありましたが、アーカイブズを扱う職場にいるものとして、改めて姿勢を正す 思いがしました。
・学外のこのような報告会に参加させていただくのは初めてだったのですが、発表内容はもちろん様々なことを学ばせていただきました。
・時代、ジャンルと様々な報告を拝聴でき大変勉強になりました。今後もこのような会が継続されることを期待します。


3 要望 アドバイス

・質疑応答の時間がもっと用意されていたらよかった。
・全て刊行物を出典としている報告がありました。全国に文書館がありのですから、なるべく原資料にあたって頂きたく残念に思いました。文書館はみなさんに資料を利用していただくことで存続します。この点を是非よろしくお願いします。
・非常に有意義な会でした。
 発表や質疑応答によって発展しうる点が各発表者にあったと思うので、是非その成果をアウトプットできる機会(論文集等)があればなお有意義になると感じました。