アーキビストのノート

アーカイブズ・カレッジ修了生の皆様
アーカイブズに興味を持つ皆様    へ

※アーカイブズ・カレッジは国文学研究資料館アーカイブズ研究系主催のアーカイブズに関する研修会です。

2006年度修了生の佐藤正三郎です。

アーカイブズ・カレッジは修了しても、まだまだアーカイブズについて学びたい、
それぞれの現場、立場でアーカイブズに関して活動していきたい、という人たちの
情報共有、相互交流のためにホームページを立ち上げました。

少しずつ情報を追加していきますので、ご覧下さい。

アーカイブズ・カレッジでは履修生に修了論文の提出を課しています。

この度、下記の通り未発表の修了論文を中心に、発表会を開催いたします。
・アーカイブズ学に関心のある方
・アーカイブズ・カレッジって何だろう?
 どんなもんだろう?と思っている方
・行ってみようか、まようなぁ・・・ という方

そんな方は、ぜひお越し下さい。

      記
日時:2009年7月21日(火) 18:00〜20:00
場所:東京周辺 (未定)
※場所は未定ですが、決まり次第こちらのページでご連絡いたします。
発表予定者
 1、大石三紗子(2006年度修了)
   文書管理規程と文書館
   −神奈川県川崎市・藤沢市・寒川町を事例として−
 
 2、青木然 (2007年度修了)
   近代移行期における地方文書の変質
   −東金市菱沼の土屋家文書・菱沼区有文書を題材として−

この他、発表者を募集しております。ぜひお気軽にご連絡下さい。

連絡が遅くなったため下の記事には間に合いませんでしたが、
報告会の発表予定者を一人追加します。

 3、齋藤勉(2008年度終了)
   複合館の可能性
   ―八潮市立資料館と寒川文書館の例から―

それではよろしくお願いします。齋藤でした。
これまでのアーカイブズ・カレッジの修了論文のタイトルは

こちら でみることができます。

内容は原則非公開ですが、カレッジの受講生は国文学研究資料館で
閲覧が可能です。

ぜひご覧下さい。
今年度の募集要項はこちらからご覧頂けます。
日程は次の通りです。


 長期コース(東京)
  平成21年7月21日(火)〜8月14日(金)、8月31日(月)〜9月25日(金)
 短期コース(佐賀)
  平成21年11月9日(月)〜14日(土)

募集要項には各講義の詳細なども載っており、とても参考になります。
先日お伝えしたアーカイブズカレッジ修了論文報告会の詳細が
決まりましたので、お知らせいたします。
申し込みは不要ですが、佐藤宛
お名前、ご所属をお知らせいただければ幸いです。


日時:2009年7月21日(火) 18:00〜20:00
場所:法政大学市ケ谷キャンパス 
    大学院棟402号室
 場所はこちらをご覧下さい。

発表予定者
 1、大石三紗子(2006年度修了)
   文書管理規程と文書館
   −神奈川県川崎市・藤沢市・寒川町を事例として−
 
 2、青木然 (2007年度修了)
   近代移行期における地方文書の変質
   −東金市菱沼の土屋家文書・菱沼区有文書を題材として−
 
 3、齋藤勉(2008年度終了)
   複合館の可能性
   ―八潮市立資料館と寒川文書館の例から―
たまたま見つけてしまったので、これはご紹介せずにはおれません。

日本のアーカイブズ学、保存科学研究の第一人者、
大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 国文学研究資料館 准教授
青木 睦先生のブログです。

ご自分の研究成果、活動の紹介などが掲載されるようです。

まだ始まったばかりですが、今後の更新が楽しみです!!

http://aokimutsumi-archives.blog.so-net.ne.jp/
2009.06.28:archives:[リンク/]
アーカイブズ・カレッジでは履修生に修了論文の提出を課しています。

この度、下記の通り未発表の修了論文を中心に、発表会を開催いたします。
・アーカイブズ学に関心のある方
・アーカイブズ・カレッジって何だろう?
 どんなもんだろう?と思っている方
・行ってみようか、まようなぁ・・・ という方

そんな方は、ぜひお越し下さい。

      記
日時:2009年7月21日(火) 18:00〜20:00
場所:東京周辺 (未定)
※場所は未定ですが、決まり次第こちらのページでご連絡いたします。
発表予定者
 1、大石三沙子(2006年度修了)
   文書管理規程と文書館
   −神奈川県川崎市・藤沢市・寒川町を事例として−
 
 2、青木然 (2007年度修了)
   近代移行期における地方文書の変質
   −東金市菱沼の土屋家文書・菱沼区有文書を題材として−

この他、発表者を募集しております。ぜひお気軽にご連絡下さい。

2009.07.21:archives:[/]
去る21日、アーカイブズカレッジ修了論文報告会が行われました。
様々な大学の院生や、アーカイブズや関連機関の現職の方など、アーカイブズに
興味をもつ22名の方にご参加いただき、盛況な会になりました。

順番と概要は次の通りです。

1、青木然 (2007年度修了)
   近代移行期における地方文書の変質
   −東金市菱沼の土屋家文書・菱沼区有文書を題材として−

「近代化過程が理解できるアーカイブズのために」、わかりやすい目録づくり
を念頭においた、家文書と区有文書の変遷に関する発表です。

2、齋藤勉(2008年度修了)
   複合館の可能性
   ―八潮市立資料館と寒川文書館の例から―

複合館を積極的に位置づける立場から、インタビューにもとづいて2館の事例を紹介し、図書館と文書館の共同で市民参加の「展示スペース」を運営するという提言を
行いました。

3、大石三紗子(2006年度修了)
   文書管理規程と文書館
   −神奈川県川崎市・藤沢市・寒川町を事例として−

アーカイブズを運営する視点から、3市の文書管理規程を詳細に分析し、課題を提示した上で、文書管理条例の可能性を法律学の見解を参照しつつ検討した研究です。


いずれの発表も関係者の方が参加されており(青木報告=千葉県文書館、斎藤報告=寒川文書館、芳賀町総合情報館、大石報告=寒川文書館、藤沢市)、現状や
今後の方針を補足していただくなど、活発な議論が行われました。


閉会後は中華料理屋、「東方街」に場所を移し、「資料への愛」をキーワードに
交流と議論をさらに広げることができました。

私たちは、今後とも修了論文の報告会や修了生の交流、アーカイブズカレッジや
アーカイブズに興味がある方へのイベントを行う予定です。
ご期待下さい。

以上、佐藤正三郎(2006年度修了) でした。


当日の様子です。

縦長の会場のため、変わった机配置になってしまいました。
左側中央が発表者です。
続いて行われた、懇親会の集合写真です。

当日の楽しげな、かつ熱心な雰囲気がよく分かります。
興味深い調査が公表されていたので、ご紹介します。

秋田県の公文書館が、県内の市町村の公文書管理について調査し、
報告書を公開しています。こちらです。

・数値や表だけでなく、具体的な事例を数多く紹介している
・調査票をおくるだけでなく、首長や文書管理担当に直接会って、
 文書管理の重要性などをアピールしている

などの点で、素晴らしい事例だと思います。

じっくり読んでみる価値がありそうです。

報告会当日にもアナウンスがありましたが、表記のデータベースが
公開されています。

アーカイブズ学に関する文献を11000件以上検索できます。

国立国会図書館の検索にはひっかからないような、灰色文献の情報も
多く含まれているようです。たとえば、館の紀要類はもちろん、
数枚のニュースレター類も多く収録されているようです。

よく考えると、アーカイブズ学の文献が1万件以上ある、という事実も、
けっこう驚きですね。


http://base1.nijl.ac.jp/~archiadodb/
2009.07.28:archives:[リンク/]
国文学研究資料館主催「アーカイブズ・カレッジ」を、この2月に無事終了されたお二方をお招きし、下記の通り修了論文発表会を開催いたします。これまでの修了生、これから受けてみようかな?いう方、そしてアーカイブズに興味を持つ皆さま、ぜひお気軽にお越し下さい。


日 時:2010年3月20日(土)18時〜20時
場 所:駒澤大学深沢キャンパス一階会議室
http://www.komazawa-u.ac.jp:40080/cms/campus/c_fukazawa/
発 表 宇野淳子氏(國學院大學学術資料館)
「音声記録のアーカイブズ的資料化の検討」
星野克己氏(川口市教育委員会文化財センター)
「アーキビストの養成と資格認定制度について」
前回報告会の様子などは http://samidare.jp/archives/ をご覧下さい。

※発表後、近隣にて懇親会を開催いたしますので、ぜひご参加下さい。

遅くなりましたが、先日駒沢大学にて行われた
2009年度アーカイブズカレッジ修了論文報告会の
様子をお知らせします。
年末の慌ただしい時期にも拘わらずお集まりいただいた
皆様、そして発表者のお二方に改めて御礼申し上げます。

さて、発表の概要は次の通りです。

1,星野克己氏(川口市教育委員会文化財センター)
「アーキビストの養成と資格認定制度について」

アーキビスト養成に関する政府・地方自治体関係機関の議論の
沿革をまとめた上で、海外の制度に触れ、日本の養成課程の
不備を指摘した。また埋蔵文化財行政での現状とその資格制度
を紹介して対比し報告が行われた。

2,宇野淳子氏(國學院大學学術資料館)
「音声記録のアーカイブズ的資料化の検討」

音声記録をアーカイブズとして扱う方法について、実際に
各アーカイブズ機関においてどのような取り組みがなされて
いるのかを調査し、調査結果から音声記録のアーカイブズ的
資料化の課題と意義を報告した。
音声記録の厳密な文字化は不可能であり、記録の真正性を
担保するためには、作成された背景や意図を併せて記録化
していくことが重要であることを指摘された。


二発表ともアーカイブズ学の現状に大きく係わる課題に関するものでした。