さがえ九条の会

▼教育基本法改悪の狙い

 〜怒杞憂面人〜

 政府がどうしても入れたかった、「愛国心」は、「我が国の郷土を愛する態度を養う」という表現で盛り込まれました。現行法の前文には「個人の尊厳・真理と平和・個性豊かな文化の創造」というキーワードがありましたが、改正後は「個人の尊厳・真理と正義・公共の精神・伝統を継承し、新しい文化を創造」となっています。「平和」という言葉がはずされたことが、この「改正=改悪」を象徴しているようにも思えます。

 入学式・卒業式その他の学校行事の中で「君が代・日の丸」が強制される動きに対しても、これまでは裁判で勝訴できたはずのことが、今後は「教育基本法」を法的根拠とされ、難しい闘いになるかもしれません。

「愛国心・公共の精神を養い、国のために命を捨てる若者を育てたい」という政府の本音が聞こえてくる思いです。こどもたちの命と平和は国に頼らず、自分たちの力で守っていかなければならないのでしょうか。


2006.12.21:aone
[2008.07.30]
呼びかけ→"全国一斉 9月9日9時9分「9条を世界に!」 行動"道南・函館の活動へのご参加を! (函館 武)
[2007.05.04]
憲法九条の法解釈 (成瀬太郎)

HOME

(C)aone

powered by samidare