夏の甲子園、金足農業高校あと一歩でした。
大阪桐蔭が強すぎました…ですが、今年の夏
一番熱かったのは金足農業の選手たちでした。
今年の夏、もう一つ印象に残ったことがありました。
11日朝、たまたまラジオの高校野球を聴いたら実況が女性だったのでとても新鮮に感じました。
初めて聴いたので最初は違和感がありましたが、難しいと思われるスポーツ実況をはきはきとした声で、
そして一生懸命さが伝わり徐々に慣れてきて心地よく感じてきました。
声のトーンや1球1球の伝え方が上手で、野球経験者または野球が好きな人なのではと感じました。
新鮮さがとても良かったので、どんなアナウンサーか色々調べてみました。
検索すると、すでに予測検索に出るくらい話題になっていました。
アナウンサーはNHK名古屋放送局所属の澤田彩香さん。
1990年生まれで、滋賀県大津市の出身、東京大学工学部航空宇宙工学科出身!!
趣味は、スキー、スポーツ観戦(野球、アメフト)だそうです。
澤田アナは大学時代に関東工業自動車大学校と組んだ共同プロジェクトの「ラリー・モンテカルロ・
ヒストリック2012参戦プロジェクト」に参加するなど、工業系の知識に極めて優れているそうです。
2011年の東日本大震災の際に自身が3年生であり、就活に悩んでいたが「ひとりでも多くの命を救う
ために自分が出来ることはないか」と考えてアナウンサーを目指したそうです。
澤田アナはメジャーリーグ観戦時、ライナー性のファールボールを素手で止めて、周りの観客席から
拍手と歓声が上がったというエピソードもあったそうです。
女性アナウンサーが甲子園実況を担当したのは99年の藤井彩子アナウンサー以来2人目。
担当は3試合で、①8月7日第二試合の近江対智弁和歌山、②8月11日第一試合の龍谷大平安対
鳥取城北、③8月14日第一試合の常葉大菊川対日南学園(もちろん聴きました)でした。
(慣れたせいか14日の方がより聴きやすく感じ、もっと実況をやって欲しいと思いました)
NHK大阪放送局によると、澤田アナは子供の頃から高校野球が大好きで甲子園にも通っていたそうで、
勤務地の放送局(沖縄、名古屋)で地方大会等の放送を担当し研修にも積極的に参加していたとのこと。
今回、そうした実績を認められての起用となりました。大阪放送局の冨坂和男シニア・アナウンサーは、
過去にも女性で本格的に実況を希望するアナウンサーはいたが、実現できなかったと説明。
「実況アナウンサーの育成というのは、長い時間とたくさんの現場経験が必要な世界。
女性の場合は、若いうちから番組のキャスターとしての役割を求められることが非常に多い。
番組がついてしまうと、現場をたくさん踏んだり、長い時間を訓練にあてるということが
非常に難しくなってくるというのが実情」とし、女性が実況を務めることの難しさを語った。
澤田アナは、リオデジャネイロ五輪などのキャスター業務を務めながら、強い希望で
「実況をやりたい」と志願。
さまざまな研修や放送の舞台を踏んで、実況の経験を積み、冨坂アナは
「100回大会だから、記念大会だから女性を起用したということではない。
実力で今回、選抜した」と語りました。
なお、開会式などの実況を女性が担当したことはあるそうですが、
テレビでの試合実況はまだ無いそうです。
ぜひ、澤田アナウンサーに第一号になって欲しいです。