「山形農山漁村発イノベーションサポートセンター」プランナー派遣事例 №6をご紹介します。
≪町の特産品を活用した新商品開発≫
支援事業者 あべ工房 安部克子さん、利美子さん(白鷹町)
◆事業者の概要
代表の安部克子さんは、役場を退職後、味噌や漬物、惣菜などの加工製造を始め、町の在来野菜を使った「岡の台ごんぼ味噌」と「米沢牛入りごんぼ味噌」などを商品化、町内の直売所や道の駅などで販売してきました。現在、利美子さんへの事業継承を視野に、町や県西置賜農業技術普及課の協力を得ながら、「岡の台ごんぼ味噌」をベースにした若い世代向けの新商品開発にも取り組んでいます。
◆相談内容
・洋風の新商品2種(米沢牛にドライトマトとバジル入り、いちじくの甘露煮入り)の商品名、パッケージデザイン及び簡単なレシピを載せたリーフレットについて
◆提案・アドバイスの内容
・商品の原料・用途から、商品名「ごんぼみそ(イタリア風みそ/いちじく甘みそ)」及びキャッチコピー「ごはんだけじゃない!パンにぬるみそ」の提案
・容器・量目についてのアドバイス
・「ごんぼ味噌」を全面に打ち出したラベルデザインの提案
・食品表示についてのアドバイス
◆結果
・容器とラベルデザインを決定し、県西置賜農業技術普及課の協力で行った新商品の試食会とアンケート調査の結果を踏まえて販売価格を決定しました。
・令和6年4月から町内の直売所や道の駅等で販売を開始したほか、簡単なレシピを載せたリーフレットを作成して商品PRを行っています。
・今後は、自家生産のいちじくを用いた新商品開発を計画しています。