心のバランスなんですが、中村天風氏の「ほんとうの心の力」本を
必要なときに読みたいです!
その中で、心が喜ぶ想像を紹介します。
人間は、暇なときがあるんだから、たとえ二分でも三分でも、そうい
うときは静かに、気が散らないように目をつぶりながら、自分の楽しめ
るような、喜ぶような想像を心の銀幕に描くということが必要なんだ。
たとえよしんば、現実どんな病にかかっていようと、どんな悪い運命
にいようと、心がそれから離れているときは、それがあるもなきに等し
いということを、考えなきゃだめなんだよ。
その証拠には、今日、明日死ぬという病人でも、グッと前後も知らず
寝ているときは、その人はもう重病人じゃありませんよ。感覚的には何
にも感じていないんだ。
まして、悲惨な境遇のなかにいても、自分の気持ちのなかに、ある時
間内だけは晴れやかな気持ちをもたせりゃあ、その時間内だけは晴れや
かであったということになるだろう。すべてキャンセルした後のトータルを
見てごらん。
こういう非常に奥深くはかり知れない哲学的消息があるということを、
まず第一番に悟らなきゃ駄目なんだよ。それが結局、常に心を積極
的にしっかりと保っていく秘訣なんであります。
たまには、喜ぶようなことを描き想像を膨らませてみませんか!?
知らないうちに微笑んでいるかもしれません。
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