最上義光歴史館

歴史館からのお知らせ
暑い日が続いている山形です。

いよいよ今日から、
山形大学附属博物館との特別展「山形の記憶2」
がはじまりました!!

今年で4回目となった本展覧会は例年のごとく
山形大学の学芸員課程を履修する学生さんたちが
展示制作を行っています(^^)

今年の展示品は「絵はがき」!!
山形の記憶をたどることができるさまざまな
ご当地(?)絵はがきを展示しています♪

ではでは!!学生さんたちによる
昨日の展示作業の様子を少しご紹介します(^^)

さあ!これから展示作業をはじめます!
注意事項をよくきいてみんなで頑張りましょう!

この絵はがきを展示するみたいですよー(^^)


「もうちょっと右!」
相談し合いながら展示をしていきます。



大きなキャプションパネルは日通さんにサポートしていただきました。
頼もしいですね(^^)

学生の皆さん!お疲れ様でした。
いよいよ展示がはじまりました!
特別展「山形大学附属博物館・最上義光歴史館連携展」

山形の記憶2  
山形大学附属博物館所蔵絵葉書展   

の会期は7月22日(土)〜平成29年9月10日(日)までとなっております(^^) 
また7月28日14:45〜は山大生によるギャラリートークも行われますのでお楽しみに!みなさまどうぞご来館くださいませ!!
特別展「山形大学附属博物館・最上義光歴史館連携展」
山形の記憶2  
山形大学附属博物館所蔵絵葉書展   

【主 催】
山形大学附属博物館、公益財団法人山形市文化振興事業団(最上義光歴史館) 

【共 催】
山形市

【趣 旨】
山形大学において学芸員資格取得を目指す学生たちが、山形大学附属博物館が長年収集し保管してきた貴重な資料の新たな魅力を引き出すことを試みる展示です。本年度で4度目の開催です。
今回は古い絵葉書を取り上げることにしました。明治維新を経て日本に郵便制度が確立し、1900年に私製葉書の使用が認められるようになると、大絵葉書ブームがおこりました。美しい風景はもちろんのこと地方独自の風俗や災害など、今では考えられないような、ありとあらゆることが絵葉書の題材になりました。絵葉書はインターネットを介して日常的に画像やイラストのやりとりを行う今のコミュニケーションの源流ともいえるでしょう。
当時の人たちが何に関心を寄せ、他の人たちと共有したいと思っていたのかを絵葉書によってたどりながら、山形の歴史と文化に想いを馳せる機会となれば幸いです。

※本展覧会は山形大学の平成29年度博物館実習の館務実習として履修生が展示制作を行っています。

【会 期】
平成29年7月22日(土)〜平成29年9月10日(日)  
   
【会 場】
最上義光歴史館 (山形市大手町1-53) 第一展示室北側展示ケース

【開館時間】
9:00〜17:00(※入館受付は16:30まで)

【入館料】
無料

【その他】
ギャラリートーク
展覧会の企画に参加する山形大学の学生によるギャラリートーク
○日 時  平成29年7月28日(金) 14:45〜
○会 場  展覧会会場
※聴講無料/予約不要

▼チラシのダウンロードはこちら
山形の記憶2チラシ(PDF/990KB)
《平成29年度6月分の入館者アンケート集計結果》

 この集計結果は平成29年6月1日から同30日の間に入館した利用者を対象に行ったアンケートを集計したものです。

          常設展示  (6/1 〜 6/30)

      開館日数・・・・・・・・・・・・・26日間
      入館者数・・・・・・・・・・・・・2,226人
      回答者数・・・・・・・・・・・・・98人

  1.歴史館をどこで知りましたか

  (1)旅行雑誌・・・・・・・・・・・・・・・・14%
  (2)歴史館のホームページ・・・・・・・・・・3%
  (3)インターネット・・・・・・・・・・・・・24%
  (4)新聞・テレビ・ラジオ等・・・・・・・・・2%
  (5)広報やまがた・・・・・・・・・・・・・・0%
  (6)知人から聞いた・・・・・・・・・・・・・4%
  (7)以前から知っていた・・・・・・・・・・・15%
  (8)観光案内所 (駅など) ・・・・・・・・・・ 16%
  (9)通りがかり・・・・・・・・・・・・・・・14%
  (10)その他・・・・・・・・・・・・・・・・・9%

 2.歴史館の入館は何回目ですか

  (1)はじめて・・・・・・・・・・・・・・・・94%
  (2)2回目・・・・・・・・・・・・・・・・・4%
  (3)その他・・・・・・・・・・・・・・・・・2%

 3.ご覧になられた感想
 
  (1)内容はいかがでしたか
  
   �‖臺僂茲�った・・・・・・・・・・・・・70%
   �△茲�った・・・・・・・・・・・・・・・26%
   ��ふつう・・・・・・・・・・・・・・・・4%
   �い弔泙蕕覆�った・・・・・・・・・・・・0%

  (2)最上義光と最上家について

   �,茲�わかった・・・・・・・・・・・・・71%
   �△錣�った・・・・・・・・・・・・・・・27%
   ��わからなかった・・・・・・・・・・・・1%
   �い匹舛蕕箸發い┐覆ぁΑΑΑΑΑΑΑΑΑ�1%


 〜利用者の声〜
◎義光の過去を説明して頂いて、より深く理解できました。最上家は東北の中で徳川がなぜかわいがってくれたのかが解りました。ありがとうございました。

◎ボランティアの方に支えられており、すばらしいと思います!

◎ガイドの説明がわかりやすかった。すばらしい武士だと思う。

◎ボランティアの説明が良かったです。無料で良かったです。

◎入館の無料なのに充実した展示で大変良かったです。

◎案内いただいてとても鮮やかに想像できました。名前だけ知っている状態でしたが、生き様や山形への貢献など非常によく知れた。無料で見られてびっくりでした。大変満足しました。

◎みな様はじめてでしたが、すごくわかりやすく福島との歴史も関りあって勉強になりました。

◎かぶとが良かったです。写真でずっと見ていたものだったので感動しました。

◎山野邉の名前が同じなので来た。案内の人の説明で知らない事が深く知ることが出来た。良くわかった。これからも歴史館を大切にしてください。

◎ガイドさんのていねいな案内が大変良かった。 現在の状況で十分すばらしいと思います。

◎歴史が複雑で時間をかけて理解することがいい。

◎説明をして頂いてよくわかりました。

◎最上家の成立ちが非常に詳しく説明頂きました。歴史文化の伝承について、大変有意な説明と共に伊達家との関係について、仙山新ラインの開発に共に努力して参加したいと思います。

◎羽州探題と対をなした奥州探題本家(大崎家)の歴史比較表の準備を宜しくお願い致します。

◎ネットで企画展「鐵の美2017」の事を知り、鶴岡の帰りに立ち寄らせて頂きました。鬼切丸の関連商品が欲しいです。貴重な刀剣類を展示頂きありがとうございました。

◎ガイドの方に色々なお話を聞かせてもらい、とても楽くためになりました。

◎秀次事件を調べているうちに最上義光歴史館を知りました。駒姫のことを知ってから絶対一度は訪れたい場所だったので来館できてよかったです。義光の指揮棒かなり重かった。
・駒姫に関する展示物が思ったより少なめだったけど駒姫像とうちかけを見れたのはよかった。
・「駒姫―三条河原異聞」を漫画化・ドラマ化・映画化
・最上義光と駒姫を大河ドラマに!
   
◎説明してくださり、ありがとうございました。元重、国光と素敵な日本刀を観られて良かったです。欲を言えば照明がもう少しあかるいと、地金・刀文が分かりよいかもしれません。
ありがとうございました!

◎ガイドの方のご説明が良かったです。ホテル等に案内パンフレットがあると良い。

◎宿泊旅館から推奨。説明者の伊藤さんに熱意持って説明を受け、山形の良さをしっかり理解できました。ありがとうございました。

◎ガイドの方の説明が簡潔で心(愛)がこもっていてよかったです。有難うございます。

◎最上家改易の詳細とその後について知りたかったがよくわからなかった。

◎大変興味深く案内をお聞きしました。ありがとうございます。

◎説明がとても良かったです。 ◎もっと放映されると良いなぁ〜!! 〔最上家の事〕

◎明治維新前後をもう少しくわしく説明いただければ(展示などで・・・)

◎ガイドさんに詳しく説明してくれたので、とても理解できた。また、来ます。特別展も楽しみにしています。

◎ボランティアさんのガイドがあったので良かったです。義光公の内攻の功績について、もっと知りたいです。

◎30分の予定であったが、1時間45分もご説明いただき、山形での一番の時間となりました。有難うございました。

◎ガイドさんがすばらしい説明をしてくれた。

◎山形弁でお話をし下さってとても良かった。

◎ガイドの説明で、よくわかったつもりです。ありがとうございました。郷土愛が強く感じる県民性をスバラシイと思います。

◎最上義光をはじめ戦国時代からの東北の歴史を良く説明して頂き大変勉強になった。

◎素晴らしい展示とガイドでさらに深く理解できました。ありがとうございました。

◎以前からドラマや小説などで知っていた事もあったからよくわかった。

◎ガイドさん、充実していると思う。

◎無料で、荷物もあずかってもらえて、ガイドの人もつけてもらい、楽しく見学することができました。想像で語り継がれている歴史も含め、人のおもしろさがみえて、過去がより身近なものに感じられました。ありがとうございました。

◎もう少し展示が多い方が良いかなと思います。山形県立博物館へ行ってから当館へ来ました。古代から山形のなりたち又各時代での出来事、これまでの歴史を通して、今、ここに残っている最上氏の宝にふれられて良かった。

◎ボランティアの方に大変分かりやすく説明を頂いた。説明のお陰でよくわかりました。
最上義光に強く興味を持つことが出来ました。

◎とってもわかりやい案内をしていただきよかったです。もっと歴史を学んでみたくなりました。

◎刀の展覧会をもっとやってほしいです。とてもおもしろく、ためになりました。ありがとうございました。

◎初めて刀を見ました。とてもキレイでした。プロフィールがあってわかりやすかったです。無料で見られるのがとても良いと思いました。

◎わかりやすい説明で山形の歴史を学ばさせて頂きました。

◎案内がわかりやすく、歴史的な流れがより理解できました。

◎無料でこの内容を展示できることはすごいと思います。今後も頑張ってください


◎今回初めて霞城公園にきました。ボランティアの案内の方に詳細に説明を受け、歴史感も少し変わりました。ありがとうございました。

◎ごていねいにご説明いただきました。秋元氏もここで城主をつとめたとのお話をうかがい、とてもおどろきました。有難うございました。

◎告知をもう少しすると良いかと
前回にひき続き現地研修会のレポートです(^^)
午後からは舘山城に行ってきましたー。
※ちなみに前回の内容はこちら→歴史館ブログ【棗の記】70 「ワクワク♪研修旅行in米沢(前編)」


↑ここが舘山城。写真奥にある館山水力発電所が目印です。

いざ山登り!がんばりましょー!

こーんな急な傾斜なんですよ!みんなナナメに連なってる(笑)





↑研修の最後は、高畠町にある資福寺跡に行きました!


天候にも恵まれ、事故、怪我等なく、
充実した研修にすることができました。

義光会のみなさんと一緒のお出掛けは
なんだか修学旅行みたいで楽しかったです(^^)
一年に1度のお楽しみ、ですね♪

6月12日に義光会のみなさんと現地研修会に行ってきました!
この現地研修会は義光会の年に1度の恒例行事で、
今年は、米沢に行ってきました(^^)

研修の様子を少しご紹介します。

歴史館を早朝出発して到着したのは中山峠!
現在の上山市にあります。
天正16年にこの峠で伊達軍と最上軍がにらみ合い、
あわや大いくさになりかけたとき、
義光の妹、そして伊達正宗のお母さんでもある義姫が
身を挺してくい止めた話は有名ですよね(^^)

こちらで解説をしていただいたのは、片桐繁雄先生!


画面手前が最上領、奥が伊達領であったそう。


眺めが良く気持ちのいい場所でしたー(^^)

次に向かったのはいよいよ米沢市!
お目当ては米沢市上杉博物館にて開催している特別展
「戦国時代展」を観るためです。
なんと!今回の展示では、最上家ゆかりの名刀・鬼切が
後期展示期間に出品されていたのです!
これを見に行かないわけにはいかない!!
鬼切の展示の前では前歴史館館長の布施幸一先生に
来歴や見どころについて教えてもらいました(^^)

そして、特別展「戦国時代展」の解説を上杉博物館主任学芸員の阿部哲人先生にしたいただきました!
たくさんの発見があり充実した見学になりました。

研修旅行のレポート、まだまだ続きます!
後編は午後の様子!!いま大注目の城、館山城に行ってきましたよー。
乞うご期待(^^)

最上義光連歌の世界��

96  波も音そひかへる釣舟        喜吽  
97 暮れはつる入江のむらは鐘なりて        景敏
98  やどりさだめぬ袖ぞものうき        義光
99 わかれつつまた誰をかはとひぬらん        紹由
  
   慶長三年(一五九八)卯月十九日
    賦何墻連歌  名残(なごり)の裏




 義光の連歌を解読し、その作品の意図や背景となっている古典教養に言及したい。義光の句を意図を示すために、前句(直前の句)・打越(前句のさらに前の句)の内容を知る必要がある。よって、今回のように、二句前の96の句まで示すことがある。
 96は、夕べに釣舟が自分の港へ帰る姿である。97は、その行く先である漁村が闇に沈もうとしている時に、寺から夕べを告げる鐘の音が響くとする体である。
 96の世界の釣舟に乗っている人々は、なりわいのためではあるが、日々殺生を行うので、業の深いものとされた。97では、96に立脚して、「鐘の音」を響かせる。言うまでもなく、「鐘の音」は、罪業を滅消させるものであり、殺生と関わること大である。夕景の中、釈教・無常の世界が展開される。大むね叙景の句である。
98の句は、無常を背景とした叙景から、人物の独白の体に展ずる。この人物は、自分の運命を嘆く遊女である。大意は、「自分の住まい(=夫)を定めることが出来ない(=日々重ねる相手が代る)袖をつらく思う」ほど。
 さらに具体的には、江口(大阪府淀川河口)などの遊女たちが想定される。すでに、平安中期に公任が編んだ「和漢朗詠集 遊女」に
  
 白波のよするなぎさに世をすぐす 海人(あま)の子なれば宿もさだめず

とある。義光は傍線部を採ったわけである。
 その他に、「新古今集 羇旅」の作がある。
 
 天王寺へ詣で侍りけるに、にわかの雨の降りければ、江口に宿をかりけるに、貸し待らざりければ、よみ侍りける   西行
                 
978 世の中をいとふまでこそかたからめ かりの宿(やどり)もをしむ君かな
       返し            妙
979 世をいとふ人としきけば仮の宿に 心とむと思ふばかりぞ 

 世の中を仮の宿ととらえ、その世に生きることの難しさを、遊女を罪業とする妙は嘆いている。この贈答は、西行編と考えられていた説話集「撰集抄」・謡曲「江口」に取り入れられ、著名であった。97の無常を軸として、98では恋の情趣も加味されている。
 義光の加味した恋の情趣をとらえた紹由は、99で遊女が「別れた男は、今日、一体どのような女のもとを尋ねるか」と嘆く姿を詠む。
 このようにして、無常に立脚した叙景から恋の嘆きに、連歌は展開している。

■執筆:名子喜久雄(山形大学名誉教授)「歴史館だより��24」より