押入れを獅子頭展示に改装
いよいよ広い獅子宿燻亭の獅子頭展示スペースも手狭になり、押入れに白羽の矢が 立った。すぐに押入れ内部の使っていない食器や機材を片付け、獅子幕を広げると 丁度良い展示スペースに早変わりとなった。 新設押入れ展示スペース獅子頭コレクション最古である「天明元年(1871)宮村 高橋小兵衛の作」と推測される総宮型の獅子頭を特別公開している。今回この為に アクリルケースを特注し展示の運びとなった。 是非、天明の獅子を鑑賞しながら新蕎麦を味わって戴きたいものである。 最近は押入れより、クローゼットと称する傾向になって毎朝布団を押入れに片付ける事も ベットの普及で少なくなっている。私が小学生の頃は押入れに布団を敷いてベット代わり にして寝ていた。無垢の板壁に仏像など落書きをしたりして、自分が占有する蛹のような 唯一の世界だったが、いつしか成長につれ収まりきれず、ベットに羽ばたいた訳である。 展示スペース増設のため、久しぶりに押入れに入ったが狭く薄暗い空間は齢65を越えると 棺桶に入ったかの如くで居心地が悪い。 まぁ、おしっ様達は狭い所は慣れている事と思うのだがどうだろう。
2024.11.19