飯豊町椿の獅子頭完成
飯豊町椿は涌沼神社より制作依頼いただいた獅子頭がようやく完成した。
令和2年の見積もりから4年経過しての完成である。木地は早々と準備していたが、諸々の
事情があり待機の状態だった。
その間、飯豊町は一昨年と本年も甚大な水害に見舞われ甚大な被害を受けた。来年は新しい獅子頭で地区の災いを
一掃して戴きたいものである。
涌沼神社には獅子頭は明治期伊藤彦右衛門の作、昭和期 渡部亨の作、平成期 五十嵐
藤二の作が所蔵されており、最古の彦右衛門の作をモデルにして新作の獅子を制作して
いる。柳の木地にはポリエステル樹脂をガラス繊維に含浸させ硬化させ強化補強してい
る。
彦右衛門の獅子は幕穴が特殊で穴を貫通させず、紐を通し縫う様な幕穴である。
その幕穴に麻紐を通し固定し、それに幕の取り付け部を糸で縫い付ける方法なのだが
明治期以来、その取り付け方法を行っていない為、どう取り付けるか検討している。
2024.10.17:shishi9:[コンテンツ]
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