面長の獅子
面長の黒獅子をご紹介致しましょう 正面からの写真をご覧下さい 写真を縦に変形させている訳ではありません・・では後ろから 何故にこのように面長なのか・・面長という表現には語弊がありますね では縦長? この獅子頭は文久元年長井の梅津弥兵衛の作 梅津作の獅子頭は沢山ありますが、このような個性溢れるお顔はこちらの黒獅子だけ 眉毛も変わっています 普通は金箔で型どりますが、輪郭を薄彫りしているのです 眼の縁も彫り込み輪郭をより強調しているかのようです・・長谷部吉之助にも通じた入れ籠み様 面長の為か眼の視線は真正面になり、眼を見開いて邪気を祓うような表情になっています 飯豊出身で福島で獅子頭の制作された故 太田康雄氏がこの表情の獅子を残しているので この面長獅子の影響を受けたのではないかと推測します 梅津氏の獅子頭は緻密な彫り 獅子の内部も手を抜く事無く奇麗に仕上げられ 優れた獅子彫り師の仕事を残しています
2014.06.01