昨年末、獅子舞に詳しい小学六年生男子G君から情報提供があった。
寒河江市平塩熊野神社のyoutube映像の一部に獅子頭が写っていたというのだ。
ほんの一瞬だが、彼は見逃さなかった。調べてみると本年の前日祭は4月4日、
例大祭は本日5日の早朝と、確かに鳥居の前に案内があった。
お昼には著名な平塩舞楽の披露があるらしい。
店の営業が終わり平塩熊野神社までは小一時間。
到着してみると前日祭の神社駐車場は閑散として車も少ない。
実は昨日、偵察に来て神楽殿に臨時のテントが準備されているのを確認している。
お祭りには神社拝殿に大抵、どなたか神社関係者がいらっしゃるものと期待するがどう
だろう?
幸い参道の石段を登ると拝殿に人の気配を感じた。
拝殿では神主さんお二人が粛々と神事を執り行っている最中だった。
獅子を探すと拝殿右の須弥壇には巨大な十王坐像が二体安置され、その守護するように
黒と朱の獅子頭が置かれていた。数年前から目をつけていた獅子頭である。
お賽銭を奉じ鈴を鳴らすと神主さんは人の気配を感じ、視線を向けてくれ会釈してい
ただいた。拝殿内の獅子頭を拝見し、獅子内部の記名の有無を調べるには関係者の了解
が必須なので、実に良いタイミングで訪れた。神主さんは実に鷹揚で、拝殿に招き入れ
ていただき玉串を渡され参拝させていただいた。同伴した獅子好き中学生のM君も一緒
に天下泰平、交通安全、豊年万作、学力向上等頭に浮かんだ諸々の願いを祈願した。
獅子頭は写真から、川西町上小松の元丸太写真館 佐藤太蔵氏の作と鑑定していたが
実物を間近で拝見すると、やはり太蔵氏の作風だった。
年代や寄贈の経緯を残す奉納札は発見されず、残念ながら獅子頭にも記名はなかった。


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