総宮神社所蔵元治元年(げんじがんねん)作、作者不詳の獅子頭をモデルに七作制作(2022年)
した内の四作目を仕上げている。制作して四年経過し乾燥し歪みも出し切って来たようだ。
塗りに出す前に、最後の仕上げをしていると気になる細部が浮かんで来る。右目を更に下げ天地眼
を強調し前歯の当たりや二本の軸棒の幅を調整した。
自宅に持って帰り、眺めながらバランスや重さについて思案する・・・。
現在重さを量ってみると4.1kgで、耳を他の獅子と取り替えた事もあり100g重くなっていた。
この獅子は木地右側にウロ(皮)が巻き込んだ獅子で耳の下から唇までFRPで補強を行っている
事もあり神社には使用できない木地だった。そこで渋谷家所蔵の為に完成させようと思った獅子
である。今年は無理だが来年の地区祭の獅子舞に使用したいと目論んでいる。
先日塗師に塗りを発注した獅子舞チーム 「ヒカリミル」と十日町白山神社の獅子頭の木地の重さは
4kgを切っていたので同水準に減量しなくてはと考えている。FRP補強を施工しているので出来る技
である。眉毛の輪郭も彫り込む事により、箔置きの際に意図した形になるようにしている。
順調に塗りが進めば半年後に仕上がって来る予定である。


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