NORIYOs NOTE

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2011年3月14日(月)

弟の家で子どもを見ててもらい、徒歩で会社へ出勤する。

道路の亀裂、建物のひび割れがひどく、ありえないような段差もいたるところで見つかった。

朝礼をし、無事を喜び合う。

すぐさまメーカーさんなどに商品の問い合わせをするが、被害の大きかった会社はまったく連絡がつかない。
東京や大阪の本社に問い合わせて、何とか対応をする。

他県メーカーさんから、たくさんの心配する電話をいただいた。
本当にありがとうございました。

一日も早く、元通りお客さまに喜んでいただける商品をお届けできるよう、社員一同歯を食いしばって頑張ります!!!


仕事が終わって帰る途中、近所の肉屋さんに20人ほどの列が出来ていた。
ありったけのブロック肉をスライスし、入り口で揚げたての
エビフライ、カツ、コロッケを売っていた。

一時間半並んで、熱々のコロッケとエビフライをゲットした。

甥・姪も合わせて6人の子ども達に喜んで食べてもらえたことが何より嬉しかった。

もう一泊だけ泊めてもらい、明日は自宅に帰ろうと決めた。


2011年3月15日(火)

朝4時半起床。余震に揺られて目が覚める。

まだ夜明け前だが、服を何枚も重ね携帯ラジオを装着し、懐中電灯と財布を持って家を出た。

昨夜から断続的に振り続いた雪で、道路は凍っていた。
自転車をあきらめ、5キロほど先のスーパーへ徒歩で向かう。

車はまばらだが、至る所で段差が出来ているため、通る車が一瞬盛り上がって見えた。

5時すぎ、目的地のスーパーに到着するとすでに10人ほどの人が並んでいた。
吹雪になり、皆肩をすくませて足踏みしている。

知らない人ばかりなのに、お互いの話を聞き気遣ったり、
「あそこの店が開くらしい」と情報交換をしていた。

開店8時、最初の20人がカゴを持って店内へ入る。
”お一人様10点まで”という制約の中、前にどんどん押されて進む。
「米10��4000円!?・・・ホウレン草300円!?・・・小粒イチゴ500円!? 」
普段は格安で販売しているお店なのに・・・ちょっぴりがっかりしてしまった。

次はいつ入荷するかわからない不安から、米もホウレン草も購入した。

米を担いで帰ろうと思った時、私の前に並んでいたおじさんが「乗って行きな!」と声をかけてくれた。

朝8時半帰宅。
生きていくために、こんなに食料を必死に買い求める事なんて今までなかった。

食料をあまりストックしてなかったので、明日は3�狙茲離后璽僉爾�開くらしいので並ばないと。







2011年3月16日(水)

今日は自転車で3�狙茲離后璽僉爾吠造屐�

まだ開店1時間前なのに200人近く並んでいる。
ここは40人ずつ店内に入り、制限時間10分での買い物。

店内に入るまでの一時間の間、私の後ろに並んだ80代後半位のご老人は
足が悪く、立っているのが辛そうだった。
近くの方たちと話をし、順番が回ってきたら呼びにいくことを約束し、近くのベンチで休んでいてもらった。

いよいよ順番が回ってきた。ご老人はすでにフラフラになりながら店内に入り右往左往していた。

若い人なら制限時間いっぱいに店内を回れるが、そうはいかない。カートにしがみつきながらひっしに商品を探していた。
棚には皆が欲しいと思っているものはほとんど無く、なかなか買い物が進まない。
そんな時に流れる「お時間あと5分です!」のアナウンス。
あまりにも気の毒で、私の買い物を切り上げて、ご老人のところへ急いで走る。

「ちょっと見せてね。」
チラシの裏側に書いたメモを見せてもらい、売っている限りの商品をかき集めた。
グットタイミングで入荷してきた貴重なフランスパンも人だかりの中ゲットし、ご老人のカゴに入れた。

その方はすでに曲がってしまった背中を少しだけ下げ、「ありがとう」と私の目を見て言ってくださった。

皆が助け合っていかないと、赤ちゃんのいる人やご高齢の方は大変だと思う。

私はもう被災者ではない。
自宅は電気と水道が復旧している。

宮城県に住んでいても誰かの役に立ちたくて日々悶々としている中の一人だから、
少しでも地域の人たちのお役に立てるよう、これからも努力していきたい。



この1ヶ月を自分の中で振り返ると、あっという間だった感じはしない。
日々精一杯生きてきた濃い時間だった。

スーパーの商品棚にはまだ空きがみられるが、少しずつ以前のように戻りつつある。

建物全てが復旧した訳ではなく、各階のフロアで売っていた商品を少しずつ運び、食料品と共に販売している。

夕方食料品を買いに行くと、売り切れているのがヨーグルト。
ちょっと前まではパンやマーガリンがなかなか入ってこなかったが、最近店頭に並び始めた。

品薄なのがラジオ・懐中電灯・乾電池だ。
棚には「次回入荷未定」と貼ってある。

慌てて購入した人も多く、なかなか入ってこない。
もうしばらく待つことにしよう。

車で道路を走っていると、閉まったままの店がまだまだ多い。
道路も凸凹でジェットコースターに乗っているようだ。

このところ「緊急地震速報」が入らない日はなく落ち着かないが、耐えながら、すこしずつ前へ進んでいこうと思う。







2011年3月12日(土)

夜も明けだした朝5時半過ぎ、玄関ポストにはもう新聞が届いていた。

一時帰宅をしてきた夫と共に、倒れたテレビ、食器棚、冷蔵庫、下駄箱を順に起き上がらせていった。

靴を履いたまま自宅の中を歩くのは何だか抵抗があったが、
歩くたびに「ミシミシ、バリバリ」と音がするので仕方がない。
ほどなくして夫はまた会社に向かってしまった。

午前中いっぱいかけて子供達は子供部屋を片付け、
母は居間を何度もホウキで掃いて危険物を取り除いた。

やっと部屋らしくなった頃、もう昼をとっくに過ぎていた。

近くに住む両親が開いている店を探して、お菓子・ジュース・果物を買ってきてくれた。
私達がお腹を空かせているだろうと、携帯用のガスコンロでチャーハンを作り、芋を焼き温かいうちに持ってきたのだ。

「実家の中もめちゃめちゃだというのに・・・」
とてもありがたかった。

会社に戻ると、社長が豚汁の差し入れを持ってきてくれた。
さらに寒いだろうと寝袋や毛布までも。

心遣いが、ただただありがたく、でも自分にはお礼しか言えなかった。

小学校で配給してるという事を聞き、4人で行ってみると、
校門の周りは給水をしに来た車で渋滞していた。

配給はおにぎり2人で1つと、クラッカー。
ありがたくいただき、会社へ戻る。

途中立ち寄ったコンビニでは、店頭販売をしていた。
食料はなく、マスク、雑巾、栄養ドリンクが売っていた。

日が落ち、ロウソクに火をともす。
余震に敏感になりながらも、6時半には三人とも眠りについた。
今日は作業台の下に布団を敷き、下の兄妹2人が眠った。

少しでも睡眠をとらないと体力が持たないと感じ、母も強制的に目を閉じて体を休めた。










 



きょうはたのしいひなまつり。

我が家のメンズ達は休みを満喫するのに忙しいようなので
レディース3人でお料理づくり。

ケーキ担当はヤングな2人。
スポンジにまんべんなくホイップを塗り、若い感性でデコレーションしていく。

オールドな母はメイン料理づくり。
ワイワイ楽しく食べれるよう気持ちを込めつつも、いつもの手抜き料理を完成させる。

ついでに結婚記念日でもあり、結婚式で使った大きいロウソクを一目盛消す予定だったが
あの震災のときに大活躍し、この先三年分くらい消してしまっているので当分省略。

この先子供たちが大きくなって、それぞれが家庭を持った時に
家族でのイベントを大事にしてくれたらいいな〜と秘かに願う。

2012年2月22日
仙台市中心部のAER(アエル)ビルで開催された

「リビングミセスの文化祭」

協賛各社がイチオシの商品の展示やサンプル品の配布、試食、情報などを提供する。

大塚製薬・日本製粉・ミツカン・アマノフーズ・岩松旅館
ホンダ・パナソニック……

仙台の情報誌である仙台リビング新聞社が主催。
事前にはがきで応募して案内状をもらう。

会場につくと、すでに200人以上が入口の外で列を作っていた。
メーカーの商品がたくさんもらえるとあって、奥様方の気合の入れようはハンパない。

入ったとたん、マイバックを広げて少し早足で入場する。

企業側は商品について詳しく説明してるが、ミセスの気持ちはすでに次のブースにある。

サンプルをもらうにはアンケートが必須。
さすが主婦、個人情報は書かず、感想のみを記入してサンプルをゲットしていく。

こんなに山ほどサンプルを配って、損してるように思うけど、
企業としてはコマーシャルを製作するより直接消費者に訴えかけられるので効率がいいのかもしれない。

確かに私もインプットされた気がする。
ミツカンのブルーベリー黒酢を希釈したサンプリング品の味が忘れられない。
「買いたい」という衝動にかられてしまった。

ちゃんと宣伝効果はあったのだと自分の体で実感した一日である。



 



娘が中耳炎になってしまい、耳鼻科へ行った帰り道

すぐ向いの公園に隣接した沼に立ち寄った。

キーンと張りつめた空気の中、白鳥の鳴き声が響く。
吐く息も白くて驚いた。



鴨が足元までやってきて、何か食べたそうに近寄ってくる。
「ごめんね、今日は食パン持てこなかったの…」
娘が鳥さんたちに話しかける。

体調が良くなったらお兄ちゃんも連れてまた来ようね。








今週は不覚にもA型インフルエンザに感染してしまい、
一週間会社をお休することとなった。

寝たり起きたりしながら新聞や雑誌、本などをパラパラと見ていたら
こんな言葉が飛び込んできた。


どこの会社でも 二割の社員が

残り八割の社員の生活を支えている。

しかし

支えられているはずの八割の社員は

そのことに気づかず

自分は給料以上働いているつもりでいる。

二割の社員が全社を背負って

黙々と働いているにもかかわらず。

他人から言われた仕事をこなすのは当たり前

与えられるのを待っていないで 仕事は自分で発見せよ



なんでこんな記事を見つけたんだろう…と思いつつ、
インフルエンザの頭痛とは違う痛みに襲われる。

むむむむ…パートの私は八割か…


いや、でも何とか二割に食い込んで微力ながら力になりたいと思う自分。

まずはご飯をモリモリ食べて体力を回復することにしよう。








朝8時に自宅を出発。いざ松島へ!!!

9時に到着するとすでに長蛇の列…。
自衛隊の大きな鍋で作るかき鍋は最高



「殻付焼きかき炉端体験コーナー」
採れたてのかきを購入してこのブースですぐ食べられます。


日本三景の宮島(広島産)・天橋立(京都・舞鶴産)からもカキの提供をいただき、前年同様に二日間開催できることとなりました。


身がプリプリしてて美味しかったです。

ご馳走様でした♪


また来年も来ます!!!

宮城県に古くからある行事「どんと祭」
小正月の前日の1月14日夕方から行われる。

神社の境内などで正月飾りを焼き、御神火にあたることで
一年の無病息災・家内安全を祈願する祭。

夕方になると歩く人も増え、わらを焼いたようないい香りが自宅まで流れてきた。

母はちょうど風邪をこじらせてしまい自宅待機。子供二人と夫が飾りを持って歩いて行った。

子供にとっては出店が楽しみ。
町内会の出店なのでお手頃価格が嬉しい。

「ただいま〜」
と帰ってきた手には顔より大きいわたあめ(50円)
反対の手には玉こんにゃく(50円)

夫の手には紙コップに入ったやきとり・フランクフルト
極めつけに仙台名物豚汁(150円)
…とお祭り気分いっぱいで帰ってきた。

豚汁は大きい里芋がいい具合にくずれ始めてトロトロで美味しかった。

日本には季節ごとに行事がたくさんあるので、一つひとつを味わって子供たちに伝えていきたいなと感じた。



12月31日23時30分。
防寒着をしっかりと着こんで出発。
車で10分ほどのところにある神社へ初詣に向かった。

今まで年が明けてから出発していたが、長蛇の列で寒い思いをした苦い経験から、
早めに出ることにした。

到着してみると100人以上は並んでいてびっくり。
「考える事はみな一緒だな〜」と感じる。

並んでるうちに年が明け、寒い中での新年となった。

30分ほどで順番がまわり、お賽銭を入れ掌を合わす。


神社ではお神酒とつきたてのお餅が振る舞われていた。
あんこもち、納豆もち、あたたかいお雑煮…。

お雑煮を選んで一口飲むと…温かい汁が胃袋に流れていくのが
はっきりとわかる。


去年は言葉に表せないほどの大変な出来事があって、
辛い思いもたくさんしたけれど、笑顔で乗り越えていきたいと思う。




クリスマスもあと1分で終了という時間。
せっせとクリスマスツリーからジャラジャラとした飾りや綿をはずしていた。

しまう時はちょっと寂しい気持ちになるが、
翌日に飾りっぱなしも何だか空しいので、眠い目をこすりながらせっせと片付けする。

子供たちはサンタさんから届いたプレゼントに満足して夢の中…。

いつの間にか日付が変わり12時の鐘が鳴る。

さっきまで「ジングルベル」の歌を歌いながら片付けていたのに、
いつの間にか頭の中でお誕生日の歌に切り替わっていた。

寝たはずの長女が布団の中から
「お母さんお誕生日おめでとう」とぼそっと言った。
「ありがとう♪まだ寝てなかったんだ。」


朝、職場でも「おめでとう」の言葉をいただき、感激する。


夕方仕事が終わり夜勤から帰ってきた夫に連れられて皆でお出かけ。
好きな服を買っていいよと店に連れられたが、なかなか決まらない。
お金は使わなくていいから、みんなの気持ちだけでいいのにと思うと、
どこかためらってしまう。

長女が
「お母さんたまには自分のものも買わないとダメじゃん。フェミニン系がいいの?
それともカッコいい感じ?カジュアルな感じ?」

みんな総出で色々な服を持ってきてくれて試着したが、結局気に入ったのが見つからず買わなかった。

最後に回転寿司を食べに行ってお茶と水で乾杯!!!
会計は母だったが十分幸せ。


一人ひとりが、誰かのために何かしてあげる事を幸せに思ってくれていたのが
何よりうれしかった。



NORIYO's ROOMベジアートを更新しました!

ベジアートミュージアム冬
http://noriyo.iki-sangyo.co.jp/?p=albumc=362494