小岩沢 蛇ヶ橋
前川の支流北川に架かる蛇ヶ橋(じゃがばし)は小巌橋(こいわばし)とも呼びます。 明治14年(1881)に竣工されたアーチ式の石橋です。 全長6.0m、幅員6.7mで、手すり部分は両端に柱状の石を立て、3枚の厚い板石を並べています。 平成21年に選奨土木遺産に指定されました。 名前の由来は 昔、木橋が洪水で流出した。そこへ旅人が通りかかったが橋がなく川を渡れない。 困っていると、どこからともなく一匹の大蛇が現れ、川を横切り橋になってくれた。 旅人は喜んで杖をつきながら大蛇の背を渡っていった。 ところが誤って大蛇の片方の目を杖で突いてしまった。 大蛇は驚いてどこかへ姿を消してしまった。 それから、この辺に棲む蛇は全部片目になってしまったという。 (殿様が渡ったとする話もあります。) 蛇ヶ橋は平成26年の豪雨で被害に遭いましたが、改修工事が行われ平成27年10月に開通しました。 参考:山形県歴史の道調査報告書 米沢・板谷街道
2020.08.20