岩部山三十三観音めぐり紀行12
第12番「岩間山 正法寺(岩間寺) 千手観世音菩薩」 水上は いづくなるらん 岩間寺 岸打つ波は 松風の音 水上を訪ねて行くと、岩間寺にたどり着いた。 水はやがて川となり、さざ波は松風の音のよう ◇水は「智水」※とし、「岸うつ波」は観音浄土の補陀落を表しているとすると、 「智水の源を求め、浄土のような岩間寺へ向かう。」と解釈できます。 ※仏の智慧を、煩悩を洗い流す水にたとえた語 また、「岩間寺(いはまでら)」を古語の「いはまほし」(言いたい)とかけているとすると 「智水を求めるならば、浄土のような岩間寺へと伝えたい。」とも解釈できます。
2020.06.05