第14番「長等山 三井寺(園城寺) 如意輪観世音菩薩」
いで入るや 波間の月を 三井寺の 鐘のひびきに あくる湖
出入りする月の明かりが、琵琶湖の波間を照らしている。
やがて夜明けの鐘が響きわたり、湖の水面が明るく輝きだす。
◇月を「見る」と「三井(みゐ」」をかけています。
市道川樋線沿いに川樋山津見神社(山の神様)があります。
春3か月、つまり1、2、3月の17日は、山に入って木を切ってはいけないとして、この日山仕事を休む。これは置賜一円共通した伝承で、今も守られている。山の神が木を数える日なので、この日山に入ると、木に間違えられて数え込まれ、大怪我をするからだという。
2月17日に祭りが行われる。
山の神はこの日以後田に降りて田の神になるとの伝承がある。再び山の神に戻るのは10月17日である。
山の神社には木製の男根が奉納されていた。山仕事の安全を祈願したものである。山の神は女性で、しかも醜女であったといわれ、そのため男子の参拝は喜ぶが、女には嫉妬するので、女は参拝しないことにしている。
引用:南陽市史
天気もすこぶる良くてドライブ日和!
市道川樋線を通行すると「鬼面石」が迫力満点に顔を出します。
南陽市史によると、その昔、ここには大蛇が住んでおり、金山地区側からの山の登り口は「竜の口」とも呼ばれていたそうです。
隠れ座頭という仙人が住んでいて、旧盆には向かいの山まで綱を張って、忍びの道具や衣装を虫干ししていたそうで、その時期には山に入ってはいけなかったそうです。
このほかにも、鬼面石が向かいの山にある石とにらめっこをしたという話も伝わっているそうです。鬼面石はその勝負に負けてしまい、悔しさのあまり流した涙でできたのが鬼面石の下方にある竜の口上堤(たつのくちうえつつみ)だといいます。