HOME > 記事一覧

釜渡戸 白髭神社

  • 釜渡戸 白髭神社
  • 釜渡戸 白髭神社
  • 釜渡戸 白髭神社

白髭神社は大坂家の先祖である源太左エ門が背負って持ってきた神「久延毘古命」(くえびこのみこと)を祀っています。源太左エ門は豊臣秀頼の家来で、大坂の陣の後、落ち延びて釜渡戸に住み着いたと云われています。

 

隣の上山市中山地区にある白髭神社が、近江の白髭神社から神霊勧請したということから考えると、大坂家の先祖も近江の方から落ち延びてきたか、近江の白髭神社とかかわる神を崇めていたと推察できます。

 

中山の白髭神社の祭神も久延毘古命であることから、分社したとも考えられますが詳しい経緯は分っていません。

 

参考資料:錦三郎著「釜渡戸を中心とした社会科資料」昭和29年

2020.06.12:nakagawako:コメント(0):[◇中川地区の歴史]

忠魂碑

  • 忠魂碑
  • 忠魂碑

元中山字代に戦没者慰霊のために建立された忠魂碑があります。

碑は大正12年5月6日に建てられました。

左側の芳名塔は昭和17年に、元中山出身の相田小市氏が寄贈されました。

以前は旧中川中学校裏にありましたが、国道13号バイパス工事に伴い、

元の中川小学校(前児童館)跡地に移転されました。

2020.06.11:nakagawako:コメント(0):[◇中川地区の歴史]

岩部山三十三観音めぐり紀行16

  • 岩部山三十三観音めぐり紀行16
  • 岩部山三十三観音めぐり紀行16

第16番「音羽山 清水寺 十一面千手千眼観世音菩薩」

 

松風や 音羽の滝の 清水を むすぶ心は 涼しかるらん

 

清らかな覚りに導いていただける菩薩の説法に触れ、音羽の滝の清らかな水で、心を洗い

清めることを通じて、様々な煩悩から、心から解放されるようになれば、心は平静を取り

戻し、清らかな心境をずっと維持する事ができるであろう。

引用:清水寺ホームページ

 

◇「松風」を「菩薩の説法」と説明していることについて補足すると、「松吹説法度生

声」という中国の法話から来ています。

声だけが説法ではなく、天地に満ちている「松風の音もまた、仏様の説法の声」といった

意味になります。(諸説あり)

2020.06.11:nakagawako:コメント(0):[◇岩部山三十三観音]

小岩沢 岩崎神社

  • 小岩沢 岩崎神社
  • 小岩沢 岩崎神社
  • 小岩沢 岩崎神社
  • 小岩沢 岩崎神社
  • 小岩沢 岩崎神社

岩部山の東麓に岩崎神社が祀られています。創建年は不詳ですが、宝暦年間(1751~

1764年)に社殿を再建したと伝えられています。

境内には赤ん坊を抱いた子安観音も見られます。

参道入口には水道の記念碑が建立されています。昭和31年に赤痢が大発生し、これが直

接の起因となって簡易水道の創設につながりました。(竣工:昭和35年3月10日)

 

赤湯町史より引用

 岩崎神社 元指定村社 大字小岩沢字岩部山

 祭 神 天手力男命

 由 緒 創立年月詳かでないが宝暦年中社殿を再建す

     大正九年二月炎上、昭和九年新築

 社 殿 木造の本殿と幣殿及び拝殿あり

 境 内 二一五坪

 例祭日 十月十八日

2020.06.10:nakagawako:コメント(0):[◇中川地区の歴史]

岩部山三十三観音めぐり紀行15

  • 岩部山三十三観音めぐり紀行15
  • 岩部山三十三観音めぐり紀行15

第15番「新那智山 今熊野観音寺 十一面観世音菩薩」

 

昔より 立つとも知らね 今熊野 ほとけの誓ひ あらたなりけり

 

今熊野の観音様は昔から人知れず、人々を救う誓いを立てておられ、

それは今も新たな誓いとして変わらない。

 

◇「あらたなり」と山号の「新那智」をかけています。

 

今熊野の霊験記(引用:今熊野観音寺ホームページ)

後白河法皇は持病として激しい頭痛がおありでした。今熊野観音に頭痛平癒のご祈願を

続けられたところ、ある日の夜、法皇の枕元に観音様が現れ病める頭に向けて光明を

お差しかけ下さいました。すると永年苦しんで来られた頭痛が、不思議にもたちまちに

癒えてしまいました。

 

◇上記の説話を踏まえると「枕元に立つ」と「誓いを立てる」をかけているのかも

しれません。

2020.06.10:nakagawako:コメント(0):[◇岩部山三十三観音]