中川地区には南陽市唯一のPAがあります。(東北中央自動車道)
下り線(山形方面)のPAからは以前紹介しました「びっき石公園」を見ることができます。
東北中央自動車道を利用の際にはぜひ南陽PAに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
川樋の大洞地区にある八幡神社です。
大洞は東北中央自動車道の南陽PAがある地区です。
川樋字白旗平に八幡神社があります。その入口の橋を渡ると左側に「華表供養塔」が見えます。華表とは鳥居のことで、鳥居を立て直した安政五年(1858年)に供養塔を造立しました。
神社近くに3つの石造物が建っています。
向って右側の石塔には文化四丁卯年(1807年)と陰刻されています。
真ん中の碑は庚申供養塔で、安永五丙申年(1776年)と刻されています。
左側の石造物ですが、上側に日月、仏像は一面六臂(一つの顔に6本の手)の立像で、憤怒の表情をしていることから、庚申講の本尊である「青面金剛」(しょうめんこんごう)と考えます。
大洞は江戸時代前期、大洞千軒と云われるほど鉱山が繁栄していました。しかし寛永七年(1642年)廃坑後は戸数減少し、鉱夫の長屋がどこにあったのか定かではありません。
参考:南陽市史(ただし石造仏像の解釈は違います。)
新型コロナウイルスの感染防止のための県をまたいだ移動制限について、6月19日より、全国で全て解除となりましたが、首都圏をはじめ、北海道や大阪府、福岡県でも感染者が確認されているなど、国内ではいまだ感染が終息していない状況です。
加えて、6月18日、山形県に隣接する宮城県、福島県、新潟県において新たな感染者が確認されました。
こうした状況に鑑み、市民の皆様には、あらためて感染防止の基本となる「新しい生活様式」を着実に実践するなど、感染防止に十分にご留意くださるようお願いします。
1、「新しい生活様式」の実践
「三つの密(密閉、密集、密接)」の回避をはじめ、身体的距離の確保やマスクの着用、こまめな手洗いなど、基本的な感染防止策を実践しましょう
2、業種別の感染拡大予防ガイドラインの遵守
事業者の皆様は、「三つの密」の回避や消毒液の配置など、それぞれの業種別ガイドラインに沿った感染防止対策を徹底しましょう
3、感染が確認されている地域への移動は慎重に
訪問先でも「三つの密」を避けるなど、感染防止に十分留意しましょう
なお、現在の状況は、「山形県新型コロナウイルス感染症注意・警戒レベル」のレベル1に相当しますので、市民の皆様、事業者の皆様には、十分注意していただきますようお願いします。
十分一山の北麓に新田(しんでん)堤があります。新(しん)堤とも呼びます。
この新田堤は大正時代に作られた灌漑用の堤です。
元々この一帯は大谷地(湿地帯)で水田耕作が難しい環境が続いていました。
大正時代に新田の銀山地区(谷地地区とも云う)の開墾を進めましたが、泥炭層の場所が沈み、湧水などがたまるので周囲を高く土盛りし、堤として活用することにしました。
この時完成したのが新田堤です。
その後も客土などの土質改良を重ね、茫々たる草原を美田に変えました。
大正9年に銀山地区の開墾を記念し、五十匁(ごじゅうめ)山の麓に記念碑を建立しました。
新田堤は完成から2年ほど経つと、底の泥炭層に浮力が生じて浮き上がり浮島になりました。
水面が上がると泥炭浮島も浮いて移動します。
泥炭浮島には貴重な動植物が生息しています。昭和59年には南陽市指定文化財(天然記念物の部)に指定されました。
山形県のレッドリストの指定を受けた種もいて、動植物の採集は禁止されています。
(堤内への立入りも禁止です。)
参考:市報なんよう 平成28年8月1日号