今年もかわいいめぐみっこ達がたくさん入園してきた。1番小さいクラスのA君。
保育園での経験はあったものの、環境の変化により、登園後は泣いて過ごすことが多かった。
特にカバンを降ろしたり、園児服を脱いだりすることに抵抗が強く、
しばらくの間は登園してきた姿のまま玄関で外を眺め、時に「まま~」と言ったり、
自分から外ズックを出してきたりしては泣いて過ごした。
保育園経験があるA男。“保育園での経験もあるし、最初は泣いたりしても、わりとすぐに
慣れてくれるのではないか”と思っていた私は、登園時の姿のままで泣いているA君を見て
正直焦ってしまった。「なんとかしないと…」「カバンだけでも降ろした方がいいよね…」
という思いが正直のところであった。しかし焦れば焦るほど上手くいかず…。
A君の気持ちに任せ、気持ちが変わるまで見守ることにした。
…2週間後。A君は泣かずに登園できるようになった。そして自然と自分からカバンを降ろし、
園児服を脱いで遊び始めるA君。その姿を目の当たりにし、
「集団生活の経験があるから大丈夫」「この子ならできるはず!」という
フィルターを勝手にかけてはいけないことを改めて実感した。
その子のタイミング・時がくるのを、どんと構えて待つことができるようになりたいと
感じた2週間であった。
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