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「なんで?」

よく子ども達が口にする「なんで?」

この「なんで?」には、その子の今の興味関心がいっぱい詰まっている証拠。

この些細なつぶやき「なんで?」を丁寧に、周囲が耳を掛け向け続けることで、年長組になった時、遊びや生活の中で生まれた疑問からの試行錯誤、問題を解決する力が違ってくるようです。

 

 

 

そんな年長組の今、一番の気になること(疑問・興味・関心)はゴミの分別。

「燃えるゴミ」「燃えないゴミ」の違いって何?

自分達の出したゴミは最終的にどうなるの?

リサイクルについてもっと知りたい!

子ども達の興味関心は止まりません。

その子ども達の嬉しい成長を受けて、来月半ばに上山にあるエネルギー回収施設に見学に行ってきます。そこでまた色んな疑問やその疑問が解けてスッキリするんでしょうね。

このような体験、経験が子ども達の学びの芽を育むのです。

2024.08.30:コメント(0):[保育の目]

「じーっ」と見る

子ども達っていつも色んなところを見ています。

大人じゃなかなか気が付かない「こんな部分まで見ていたの?」と驚くほどです。

「じっくり見る」は、のちのち「観察力」につながっていきます。

先月7月に行われためぐみっこ夏祭りの年中組のお神輿を覚えていますか?

あれこそが、みんなの観察力が合わさった共同制作でした。

「本物そっくりに作りたい!」というクラスみんなの思いが、

細部に至るまでのこだわりにつながっていったようです。

この活動の中では、その他にもたくさんの子ども達の成長が垣間見れたようで、

「どんな作りなのか?」(探究心)

「こんなのあったよね!」(言葉による伝え合い)

「みんなでお神輿作るぞ!」(共同性)

と様々な育ちの芽がスクスクと育っていると実感した夏祭りまでの取り組みでした。

 

その他の学年においても、子ども達の何気ない日常の姿から「見る」ことが

いかに子ども達の生活や遊びに活かされているか…を感じます。

 

↑りす組さんのかわいいエピソード

 でもその中にもたくさんの成長が見られています!

 

↑このエピソードは職員みんなで驚きました!(^^)!

 年長組の獅子の練習前の2礼2拍手1礼。

 細かい部分まで、しっかり見ているんですね。

 

言葉でばかり伝えるのが教育ではありません。

子ども達の「じーっ」と見るまなざしの時間をいかに大切にできるのか、

そして、今子ども達は何を感じ、考えているのか…

私達職員は、その姿をしっかり見守り、次のステップ(遊びや学び)に

つながていく保育を展開しています。

ぜひ、お家でも子ども達の興味関心から生まれた「見る」行動を

大切にしてみてください。

 

2024.08.01:コメント(0):[保育の目]

カバン背負ってなくても、平気だもん♪

今年もかわいいめぐみっこ達がたくさん入園してきた。1番小さいクラスのA君。

保育園での経験はあったものの、環境の変化により、登園後は泣いて過ごすことが多かった。

特にカバンを降ろしたり、園児服を脱いだりすることに抵抗が強く、

しばらくの間は登園してきた姿のまま玄関で外を眺め、時に「まま~」と言ったり、

自分から外ズックを出してきたりしては泣いて過ごした。

保育園経験があるA男。“保育園での経験もあるし、最初は泣いたりしても、わりとすぐに

慣れてくれるのではないか”と思っていた私は、登園時の姿のままで泣いているA君を見て

正直焦ってしまった。「なんとかしないと…」「カバンだけでも降ろした方がいいよね…」

という思いが正直のところであった。しかし焦れば焦るほど上手くいかず…。

A君の気持ちに任せ、気持ちが変わるまで見守ることにした。

…2週間後。A君は泣かずに登園できるようになった。そして自然と自分からカバンを降ろし、

園児服を脱いで遊び始めるA君。その姿を目の当たりにし、

「集団生活の経験があるから大丈夫」「この子ならできるはず!」という

フィルターを勝手にかけてはいけないことを改めて実感した。

その子のタイミング・時がくるのを、どんと構えて待つことができるようになりたいと

感じた2週間であった。

 

2020.08.06:コメント(0):[保育の目]

『(食べちゃった・・・)』

Aちゃんは今年入園した女の子だ。給食の時間ご飯よりもおかずが大好きで、おかず中心に食べてしまうことが多く、そばに付いてご飯とおかずを交互に食べるように伝えたり、手を添えて一緒に食べてみたりする日々が続いていた。

3月の給食の時間、Aちゃんが食べ始めると、その日はおかずと一緒に白いご飯も食べていた。

昨日まではない光景で、私はすぐにも「自分でご飯食べてえらいね。」と言葉で伝え褒めてあげたかったが、一瞬考えてとどまった。いま言葉をかけてしまったらAちゃんは驚いて白いご飯を食べるのを止めてしまうかもしれないと思い、全部食べ終わるまで見守る選択をした。

私は全部食べ終わったことを確認してから、ほとんど一人で食べていたことを褒めながら、Aちゃんと一緒に喜び合うことができたひと時であった。

2015.08.31:コメント(0):[保育の目]

最高ですか?最高です!

 子どもたちにわかる言葉で、子どもたちに話し掛ける。保育をする時には必要な技術である。

満3歳児は、個人差が大きく、理解力にも大きく違いがある。2学期も後半になり、クラスの

中で、全員で教師の話を聞く時間も少し持てるようになってきた頃。勤労感謝の日にちなみ、いつも給食を作ってくれる給食室の方にプレゼントを作ることにする。その導入として「~してプレゼントしたら、うれしいんじゃないかな~と思うんだけど…」しかし、反応が鈍い。思わず、「どう?」と投げかけてしまう。するとこんな答えが返ってくる。「どぉぉ~!!!」思わず吹き出してしまった。「~してもいい?」「いいっ」など、簡単な言葉でのやりとりが多いりすさん。言葉のキャッチボールでは、OKサインのときは、同じ言葉を繰り返す方程式があるのだ

ろうか。もちろん、「どう?」という言葉の意味がわからなかったんだろうな…と教師として、出てしまった言葉の貧しさに反省をする。反応が鈍かったのには、様々な振り返りも必要である。一方で、決して「イエスマン」ならぬ、「イエスチャイルド」ではない、いやいや期真っ只中で、「いやだ!」の自己主張ははっきりできるこの子たちの言葉…「どう?」「どう!!」

やりとりの術。思いの表現の仕方がとてもユニークで、思わず笑ってしまったのである。

2015.08.31:コメント(0):[保育の目]
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