極寒の地が生み育てた傑作~アイダーダウン
アイスランドは北緯65度に位置する北欧の国。 北極圏に一部入っています。 その島国の海岸線に、特別保護鳥類のアイダーダックは生息しています。 毎年4~6月に繁殖期を迎え、 メスは自らの胸元のやわらかいダウンを取り、 そのダウンを敷き詰めて、巣を作ります。 そして、あたたかい巣の中で、卵を温めます。 親鳥が巣を離れたときに、人間が巣からダウンを少し分けてもらい、 洗浄して、ふとんやジャケットの詰め物に活用します。 これが アイダーダックダウン です。 YouTubeでアイダーダウンの動画を見つけましたので、 ぜひご覧ください。→ https://www.youtube.com/watch?v=EvRuKmEedLo こんな調子での収穫ですから、 このダウンは年間収穫量は約3000㎏だそうです。 羽毛布団にすると、1枚1.2㎏入りで、2500枚しかできません。 大変貴重なものなんです。 現在日本で販売されているアイダーダウン羽毛掛け布団は 有名メーカーでは100万~200万円が相場です。 当然希少性が価格に反映されていますが、 暖かさやかさ高は群を抜いています。 以前、千葉そごうデパートに勤務している時期がありました。 配属された売り場は寝具売場でした。 その売り場の棚に、神々しく陳列されていたのが このアイダーダウン羽毛ふとんでした。 当時の価格で120万円。 なぜこのふとんはこんなに高いのだろうと感じたことを思い出します。 そんなある日、一人の男性のお客様がご来店され、 このアイダーダウン羽毛布団を購入されました。 正直驚きました。「こんな高い布団を買う人がいるんだ~!」 まだ、学生上がりの身には信じられない出来事でした(笑) さて、この出来事には後日談がありまして、 商品が受注生産であったため、 後日お客様に直接お届けに上がることになり、 私が、そのお役目を仰せつかりました。 どんなお住まいなんだろうと興味津々伺ったところ、 歴史を感じさせるすばらしい門構えで、 立派な庭がある純和風住宅でした。 さすが・・・ でも、そこは一般家庭ではなく、若い衆がたくさんいるお宅でした(^_^;) おしまい
2016.03.12