観光農業のカリスマ 工藤順一

平成21年2月6日(金)於:天童温泉 ホテル王将、JAみちのく村山・職員組合 合同全体研修会で講演いたしました。JAみちのく村山(組合長理事 高谷尚市氏、職員組合長 榎本義篤氏)は、山形県の北東部に位置し、村山市、尾花沢市、大石田町の2市1町からなり、農業は米を基幹とした園芸・畜産の複合経営を行っています。特に夏には質・量とも日本一を誇るすいか(尾花沢西瓜は、山に囲まれた盆地特有の昼暑く夜涼しい寒暖の差によって糖度が高く、栽培技術の発達により250万個という日本一の出荷量)、山形県特産のさくらんぼでは甘い果汁、さわやかな香りと愛らしい形、まさに三拍子そろったナンバーワンの品種「佐藤錦」、ラ・フランス等を生産しています。畜産では県内一の肉用牛約7000頭の飼育数を誇っています。お米では「みちのく雪室米はえぬき」が有名で、雪の効能を利用した雪室で保管した米はいつも新米のような風味を醸し出します。
また、みちのく村山さんにはクアハウス碁点を常日頃からご利用頂いています。
「あなたの意識改革で元気な職場!」と題し1時間お話しし、約100名の役職員の皆さまは熱心にご聴講くださいました。

<講演内容>
○意識改革とは
 ・自分が変わること 
 ・固定観念、先入観、過去の事例、言い訳を捨てること

○アイデアを生むには
 ・体を生かした五感でのリサーチ
 ・知恵を「智慧」に変えること
○元気を「元氣」にするには
○接客マニュアルに温もりと明るし挨拶・言葉を添えて
○人材を人財に変えるには
これまでのJA時代の38年間で培った体験や経験と、クアハウス碁点支配人としてお客様に実践してきた「お客様目線のサービス」、そして職場内の意識および行動改革の実務から得たものを含めて講演いたしました。
教育文化セミナー 於:兵庫県養父市 

(一部抜粋)

このたびの講演は職員にとりまして、大変有意義であったと思います。
これまで評論家ではありませんが実践をされてきた体験談を聞くことはなかなかありませんでした。

そのようなため、職員の感想として
「実際に行われたことなので、自分自身に置き換えやすくてわかりやすくよかった
!」
という声をもらいました。
主催した側としてもうれしい言葉をもらい
満足しています。

工藤先生にお話いただきましたことを
管理職以外の職員にもきちんと伝え
業務に活かしていきたいとおもいます。

日々ご多忙だと思いますが
お体にご自愛くださいませ。
ご活躍を祈念いたします。

JAたじま 谷垣 拝
JAさがえ西村山 前代表理事組合長で現顧問 菊池 眞氏
寒河江のJAには、過去、取材でかなりの頻度 おじゃましていましたが、直接お会いできないでおり、とても残念に思っていたところでした。
 実は、あの前の東北農政局主催の、 仙台でのGTセミナーにも出席しておりその時にも工藤さんのお話が面白くてついつい引き込まれてしまった次第です。
 私は基本的に「山形大好き人間」ですので 山形県が様々な形で発展していくことの一助に微力ながらもなれればいいな、と思っております。 今後とも、色々とご指導・ご鞭撻の程よろしくお願い致します!
  また近いうちに、どこかでお目にかかれる事を 心より楽しみにしておりますので!! 
平成18年2月14日(火)於:でんえん土田畑村(旧南郷町役場西側)で、(社)大崎法人会(小牛田支部・南郷支部・涌谷支部)主催で特別セミナーが開催されました。その際の講師として「ピンチはチャンス!逆境を克服し、夢を実現する!」をテーマに講演して参りました。

社団 法人大崎法人会は、
大 大いなる使命感に燃え、
崎 先(未来)を見据えた情報を発信し、
法 法人として税の知識を深め、
人 人材の育成と豊かな社会の創造に貢献し、
会 会員企業の発展を応援する団体です。

会場には以前研修で寒河江のまちを訪れて頂いた方や、宮城県内で私が講演した際に聴講された方もいらっしゃており、かつてのそういった機会にお会いしお話したたことがきっかけとなり意識改革を図ったことなど、実践されているお話をお聞きすることが出来て大変嬉しく思います。

今回の講演では、私が19歳で農協に就職したところからお話をしております。

山形市生まれの私が、右も左も分からない寒河江の白岩というところにきて、厳しい世の中で、まだまだ人生経験の浅い自分のような若輩ものが農家の方々とどう接したらよいのか?とても悩みました。その時に上司から言われたことが今でも印象に残っています。「工藤君、君の仕事は営農指導員だ。部屋にいては仕事にならない。雨の日、風の日、雪の日、真夏の暑い日でも外に出かけて、より多くの農家(組合員)に声を掛けて、より多くの農家と接し、膝を交えて栽培技術・経営などの相談相手になることが最も重要なことだよ」と教えられました。この言葉が「観光農業」を進めるときの原点になっています。

<以下、講演でお話しした一部>

●多くの困難を克服するために必要なモノ
 → 元氣、氣力、活氣、愛、ロマン、ソロバン、ガマン
●知恵や智慧に変える
●今、時代が求めているモノ
 → 本物、新鮮
 → 面白い、売れる、儲かる
 → 納得、価値感、満足感
 → 遊び心(体験、体感、実感、感動)
 → 季節感 … 地産地消、地笑、地商
●官民それぞれの特性の理解と利活用
 → 縦型機構から横の連携へ
●発想の転換の重要性
 → 五感を使え … 生の情報のリサーチ
●意識改革で地域(職場、会社)が変わると、お客も増え、売上げも増える
●事業成功への要件
●5つの経営キーワード

これまでの経験から実感したこと、実践してきたこと、体得したモノをさまざまな事例と言葉にして紹介いたしました。
この度、財団法人東北産業活性化センター(仙台本社、東北電力系シンクタンク)の事業として「農商工連携」に関する調査を進めるための調査委員会が設置され、私が委員として就任することになりました。委員長は宮城大学の大泉一貫教授です。私も微力ながら、鋭意務めたいと思います。