観光農業のカリスマ 工藤順一

(元気の出る農業講演会 於:宮崎県延岡市)

〜挨拶略〜
先日は講演会前に同行させて頂き顧客の把握方法から、実際にお客様の声を聞き取る方法まで、先生のノウハウを見させて頂きました。とても勉強になりました。本当にありがとうございました。
講演会には私がかかわっている加工グループ等が来ており、とても勇気づけられたと喜んでおりました。
加工に関しても産直活動についても、消費者を取り込んだネットワークづくりについては、当地域はまだまだですが、行政として農家の相談にのりながら一歩づつ「さがえ」のような活動に近づければと思います。
加工グループ・ネットワーク化については、当センターが事務局となり支援しています。今年の1月からイオンの24時間営業のスーパー内にネットワーク会の直販コーナーが設置されました。皆さんの販路が拡大したのはネットーク化のおかげだと思います。
今回を機会に、今後ともご指導・ご鞭撻をお願い申し上げます。
お忙しからだですので、どうぞお体にお気をつけになって下さい。ますますのご活躍をご祈念致しております。
(「ようこそ登米」おもてなしセミナー 於:登米市)

拝啓
 初秋の候ますます御清祥のこととお喜び申し上げます。
 さて、「ようこそ登米」おもてなしセミナーに際しましては、御多忙の折にもかかわらず御講演をいただき、有益なお話と御指導を賜りましたこと、主催者として厚くお礼申し上げます。 
 お陰様をもちまして、出席者一同のお客様に対する「おもてなし」に関する意識を高めることができましたことに、重ねてお礼申し上げます。
 これを機、観光産業事業者並びに行政等が一丸となり、多くのお客様に御満足いただけるような観光地を目指し取り組んでいく所存でありますので、今後とも引き続き御指導・御鞭撻を賜りますようお願いいたします。
 まずは、略儀ながら書中をもってお礼申し上げます。   敬具

平成20年9月24日

宮城県東部地方振興事務所
登米地域事務所
所長 佐々木孝行
(「ようこそ登米」おもてなしセミナー 於:登米市)

〜一部抜粋〜

観光カリスマ工藤事務所
代表 工藤順一 様

昨日は、ご多忙の中、遠く登米市までおいでいただき、ご講演を賜りありがとうございました。
お客様の目線に立ち、元気よく、明るく応対することが、おもてなしの第一歩であるというお話しに、サービス業の基本の大切さを改めて認識いたしました。
仙台・宮城デスティネーションキャンペーンを目前に控え、参加者の意識改革に大きく役立つセミナーになったものと感じております。
今後とも、ご指導のほど、よろしくお願いいたします。

平成20年9月19日

宮城県東部地方振興事務所 登米地域事務所
地方振興部 商工・振興班  佐藤 聖一
今年の5月11日の夜に突然お電話を頂き「いま山形に取材できているので一杯飲まないか」とお誘いを受けて、12日に天童で杯を交わしあいながら色々とお話をさせて頂きました。
渡辺さんは、山形の良さをよく理解して頂いている方で、山形の大ファンでありました。私のことも高く評価頂いていつも後押しをしてくださいました。
その晩の酒は格別でとても楽しく、まるで昨日のことのように覚えております。
その後程なく体調を崩されたとのことで、まさかあれが渡辺さんとの永遠の別れの日になろうとは想像もしておりませんでした。
大変貴重な思い出となりました。
平成18年3月9日(木)於:秋田県仙北市たざわこ芸術村温泉ゆぽぽ、「田沢湖・角館地域観光ネットワーク交流会」が開催され、その際の基調講演を行いました。講演テーマは「観光と農業の連携による魅力づくり」
これは、主催:田沢湖・角館地域観光ネットワーク、協力:仙北地域振興局農林部・福祉環境部で行われるもので、きたうら地域の基幹産業である農業と観光を連携し、一年を通したメニューづくり、受け入れ態勢の整備、農産物や加工品のブランド化を図ることによって、地域経済への波及効果を拡大させる方策を探ることを目的としています。
当日は、基調講演のほかに「ヘルシーメニューコンテストの実施結果について」や「意見交換『観光農業の輪を拡げよう』」「改訂版秋田花まるっ観光振興プランの概要について」など、もりだくさんのメニュー内容でした。

仙北市は平成17年9月20日に、旧田沢湖町、角館町、西木村が合併して誕生したまちで、現在人口は33,300人、歴史と文化と自然の郷です。山と湖と温泉もあります。みちのくの小京都「角館」、日本最深湖の田沢湖と田沢湖高原、高山植物が豊富な駒ヶ岳、玉川温泉や乳頭温泉もあります。彩る渓谷美の抱返り、たざわ芸術村(わらび劇場)なども有名です。また、角館の桜や武家屋敷、紙風船の郷桧木内、かたくりの群生、栗の名産地である西明寺などで知られています。
この地域には、内閣府、国土交通省、農林水産省、観光カリスマ百選選定委員会(委員長 島田晴雄 内閣総理大臣特命顧問)より選定された観光カリスマ 田口久義さんもいらっしゃいます。その田口さんと、この度の交流会でご一緒することができ感激しました。そして翌日には田口さんの農家民宿「彦六」を訪問することが出来て、またご案内まで頂き、多くのことを学ばせていただきました。
この農家民宿「彦六」は地区100年以上になる屋敷に手を加えたもので、秋田の典型的な曲り屋です。宿泊客は、主に首都圏からの修学旅行生で、農業体験ができる宿として人気です。体験メニューも豊富で、ハーブやつる細工、地元大豆を使った手作り製品、山菜(こごみ)採りや野菜作り、味噌作り、餅つきなどが用意されていまる。2008年まで予約がいっぱいの状況とのことでした。自然がいっぱいで、人情味溢れる宿でした。

私がJA時代に全国の旅行者へ懸命に営業して回っていた頃、山形県寒河江市に誘客するには、コースの設定が重要になってきますが、山形の場合それがとても難しいと担当者に言われました。「湖」と「水」と「緑」がないと、ダメとのこと。特に湖の場合、名古屋以西には大きな湖がないことから、田沢湖、十和田湖が人気、青森県の奥入瀬といった清流も人気だということを、その時初めて知りとても印象深く残っています。
この地域には様々な観光施設が点在していますので、このまちに住む人達がその魅力(食・文化・歴史・温泉・四季折々の風景、景観、そして人)を誇りに思い自慢できます。それは最高のことなのです。
また、芸術村のわらび座を見ること、そして体験型の観光を都市との交流で行うことは、今求められているグリーンツーリズムの理想型でもあります。まさしく「観光と農業の連携による魅力づくり」と言えると思います。

(今回もパワーポイントに沿って話を展開)
1.寒河江型観光農業とは…
 (1)寒河江市周年観光農業推進協議会
    (資料より「組織図」参照)
 (2)異業種とのネットワークの構築 = 共存・共栄
 (3)継続と持続

2.発想の転換 … 意識改革
 (1)先入観、固定観念を捨てる
 (2)地域資源の再発見、再認識 = 宝物発掘
※資源…文化、歴史、風景、景観、特産物、人
 (3)アイデアを裏付ける根拠(ストーリー展開)
 (4)「知恵」を「智慧」に

3.リサーチの重要性 
 (1)消費者のニーズ・価値観の把握 
     →五感を使って生の情報をリサーチ
 (2)いま、商品に求められているもの
  夢、愛、遊び、癒し、本物、安全、安心、季節感、     健康 等
 (3)納得、価値観、満足
 (4)商品提供側 → 面白い、売れる、儲かる

4.企画・決断・実行
 (1)思いがあれば生まれる発想
 (2)「3年一昔」から「30日一昔」のスピード
 (3)産地(季節感)を売る話題づくり
     地産地消、地笑、地商
 (4)官民一体となった取組み
    官民それぞれの特性の理解と利活用 「縦割機構」 →「横の連携」
 (5)常に情報発信で公開を
マスコミ・タウン誌・インターネットの利活用

5.人材の育成
 (1)人こそが財産
  人材を人財へ=育てること、支援することの重要性
 (2)地域住民みんながトップセールスマンである

パネルディスカッションでは、仙北地域の魅力や自慢など、将来に向けたグリーンツーリズムのあり方を探りながら、地場産業と異業種のネットワーク化を図り、都会との積極的な交流を提案しています。

○パネリスト 
・田口久義氏(観光カリスマ:田沢湖・民宿彦六)
・高橋輝子氏(田沢湖・マイハーブガーデン輝湖)
・佐藤貢一郎氏(田沢湖・神代地域活性化推進協議会)
○コーディネーター
・工藤順一

たざわこ芸術村の営業部長 小島えみ子さんは河北町西里出身でした。お会いできて感激しました。


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第43回蔵増公民館大会記念講演について(御礼)

 晩秋の候 ますます御清祥のこととお喜び申し上げます。
 日ごろ、公民館事業につきましては、格別の御理解とご協力をいただき、厚くお礼申し上げます。
 この度の第43回蔵増公民館大会講演におきましては、時節柄御多用な時期にもかかわらず、貴重なお話しをいただき誠にありがとうございました。
 工藤さんの人柄と、参加者の目標に立ってのお話しに、スタッフ一同、深く感銘を受けました。
 これまで、工藤さんが手がけてきた様々な事業の裏話しや、事業成功の秘訣などをユーモア交えてお話しいただき、参加者からは、「やっぱり来てよかった。」との声が多く寄せられました。
 農業人口が多い、ここ蔵増住民にとって、教養の向上に大きく役立ったと考えております。
 今後とも、本館の事業につきまして、御指導、御協力くださるようお願い申し上げます。