シーリングファンは効果的~!~
日本各地、突然極寒の真冬に急変してますね。 私は、冬仕度をして健康と安全確保していこうと思っているところですが 皆さんはいかがでしょうか? 今回はシーリングファンの効果についてご紹介したいと思います。 インテリアとしてのイメージが強いシーリングファンですが、エアコンと併用することで 高い節電効果が期待できます。吹き抜けがある家や天井が高い家によく設置されている シーリングファンですが、インテリアのひとつと思っている方も多くいると思い、 御紹介したいと思いました。 シーリングファンとエアコンと併用することで大幅な節電効果があります。 エアコンの欠点のひとつが室内の温度に差がでてしまうことです。直接エアコンの冷風が あたるところはかなり冷え、その他の部分、とくに天井付近の高い位置になればなるほど 温度が高くなってしまいます。 豆知識として空冷効果とは、身体の表面の温かい空気を取り除き新しい空気を当てることで 冷たく感じるという効果です。扇風機がまさにそれで、空気の温度は変わらないのに風が 当たることで若干涼しく感じられるのもそのためです。体感温度を約3℃下げられると いわれているのです。すなわち、エアコンの設定温度を3℃高くした場合と体感温度は変わりません。 エアコンの設定温度を1℃上げただけでエアコンの消費電力が10%削減できると言われていますから、 かなりの節電効果が期待できます。 シーリングファンは電気で作動するため、節電できるといっても余分な電気代はかかります。ですが、 シーリングファンを1日8時間「強」で運転させた場合の1ヶ月電気代は120円程度。 シーリングファンとエアコンの併用による節電効果は家庭用エアコン1台で年間数千円にもなりますので、 どちらが節電になるのかは一目瞭然です。 シーリングファンはただ回っていれば空気が循環されるのですが、季節によって回転の向きを 変えると効果的です。夏場は天井に滞った暖かい空気を下に向かわせるため下向きに、 冬場は床付近の冷たい空気を上に巻き上げるよう上向きの回転にするといいでしょう。 新築の場合などはその際にシーリングファンを取り付ける方もいるでしょう。 ですが、もともと設置されていなければエアコンとの併用もできません。 新しく取り付けることもできますが、コストもかかる上に、部屋が狭くて取り付けられない という方もいます。そんな方は扇風機でも代用可能です。 ただ扇風機を稼働させるだけでも効果がありますが、できればエアコンの冷風が 当たる位置に設置し、冷たい空気を上にいくように上向きで使用すると効果的。 以上長々しい御紹介でしたが、現代の建物は断熱性や気密性能が高まっていますので、 熱損失量は大幅に低下していますので、非常に効果的な節電と空調環境が期待できます。 是非、この機会に考え検討してみてはいかがでしょうか。
2015.11.28