若手大工勉強会
前回の勉強会に引き続き、研ぎについての勉強会ということで今回も講師には須田義信さんに依頼して行いました。勉強会の内容は鑿(ノミ)の研ぎ方、桂の仕込み方、砥石(トイシ)の使い方等を習いました。天候も朝から暑い中若手社員4人は須田さんに質問をしながらノミの作りを教わっていました 須田義信さんから若手社員4人へのアドバイス 柴田和紀さんへ ノミの研ぎ方もカンナの研ぎ方と同様にトイシを全体使いましょう。そうすることによってトイシの凸凹も少なくなり均等にノミが研げます。 神保貴洋さんへ ノミの裏が出ないときはノミを鉄の土台等に置き、玄能で叩いて裏を出しましょう。 遠藤克人さんへ ノミの角度のきつすぎ・緩すぎに注意して研ぎましょう。緩いと刃がすぐに欠けてしまいます。 志斎毅さんへ 桂を沈めたいときは柄の頭を削りすぎず、少し削ったら玄能で叩いて潰して桂を沈めましょう。柄の頭を削りすぎてしまうと桂が緩み外れてしまいます。 若手社員4人の感想 柴田和紀 連日猛暑日続きの勉強会になりましたが、暑さに負けず頑張れたかと思います。自分の鑿を見ていると釘を切って欠けたのが多く、雨の日に外仕事で鑿の兜もやられていたのでこの機会に直せたのが幸いでした。 神保貴洋 須田さんに教わった刃物の研ぎ方、直し方をこれからも活かし、自分に合った研ぎ方を見つけていきたいです。 遠藤克人 現在の仕事では鑿や鉋を仕上げとして使う機会は大変減ったと思いますが、そんな中でも大工として刃物の研ぎ方を身につけることは大事なことです。職人さんに教わる研ぎ方や仕込み方はまた違ったもので、仕事で有効に活用できるような作り方を須田さんに教わりました。今後も仕事をきれいかつ早くするためにも刃物の手入れは怠ってはいけないと感じました。 志斎毅 今回も前回の続きで鑿の研ぎ方や仕込み方を教わりました。今までは研ぎ方しか知らなかったので須田さんに鑿の桂の仕込みを教えてもらい、いろいろと勉強になったのでこれからは教えてもらったことをしっかり活かしていきたいと思います。
2011.07.29