シロ・・真実の生命
窮地にあった生命は、今もここにある。 食欲は今一つだけれど。 事故からほんのちょっとしか食べていない。 水は飲む。牛乳も少しは飲む。 リンゲル(生理食塩水様のもの)を飲ませている。 今日は雨だったので、仕事を休んだ。 俺の休息、かみさんの休息。 それでも、預かったお米を届けるという仕事を一つこなしてきた。 じっくりシロと向き合った。 硬く絞ったタオルで、そっと何度も拭いてあげた。 綺麗になって気持ちよさそうにしている。 そっと、そ~っと。 あちこち骨折に打撲であろうから、ホントにそ~っと。 高貴な動物なので、身支度を気にするというか、綺麗を好む。 その気高さには脱帽する。 敬服するほどの気高さである。 痛みよりも、清潔を好むようだ。 カミさんや家族には内緒で、俺の超能力。 気を送る。 気功・・・。 そっと手のひらから発し、ニコシロに吸収されていく。 その間、気持ちよさそうに目をつむり、しっぽをチョコチョコと動かす。 額からは汗が流れる・・・・・・・。 そのつもりでいるのだが。 気が出ているんだか、屁が出るんだか分からんが。 どんなもんだか分からん。 バレルとカミさんから笑われそうなので、内緒である。 しかし、何某かのエネルギーが放出されて、ニコが元気になればいいなぁ・・・ などと、真剣に思ってるオイラは子供であるなぁ(笑) 声や、目つきもしっかりしてきた。 希望の光は、より明るく見える気がする。 シロやぁ、がんばれ~ テレビが見れない状態(意図的に)であるので、子供たちは紙芝居をやっている。 俺が、子供の頃使っていたものだ。 自分で、自分に、紙芝居をやっていたものだが、現在の我が家では、姉弟仲良くやっている。 おいらと言えば、金欠というか余裕がないというか、結構食生活は豊かな割に、現金には縁が遠く、本を買えないので、何度も同じ本を読み返す。 ウイスキーを久方に傾け、日本文学の大家となったのであろう「開高健」を、もはや10数回目となる項をめくるのである。
2011.06.23