農閑期の冬仕事。
屋根の雪下ろしの仕事が休みだった。
米沢の建設会社の仕事なのであるが、旧知の誘いで数年働いている。
働くと言っても、雪の少ない年などは2~3日の仕事で終わりと言う事もある。
それ以前はスキー場で働いていた。
これは毎日、3月いっぱいで華やかな仕事であった。
昨年に続き、今年も雪が多い。
しかし、連続続くと、体力がもたないほど激しい仕事でもある。
もちろん、数メートルの屋根の上。危険でもあり、熟練しても尚慎重を期す仕事である。
が、仕事欲がない。
山に出向き、深い雪を押し歩き、ヤマドリでも獲りたいのである。
しかし、それもこのところ体力の減退なのか、猟欲が衰退したのか今一つである。
休みの1日、炬燵に刺さりこみ何もしないで転がっていた。
時々自分の鼾に驚いては覚醒し、そしてまた微睡む。
起き出しては外を眺め、雪降りを確認しては炬燵に潜り込むを繰り返す。
ブドウ園までトラクターで除雪をしたのだが、なんだか遠い記憶の様な気がする。
明日はまた、雪下ろしの仕事がある。
日々が過ぎる。
こうして冬をやり過ごし、何とかかんとか小銭を稼ぎ、そしてまた春を迎え大忙しの季節を迎えるのだろう。
水を飲むほどの百姓でもないが、江戸に生きる民であったのならそうだったかもしれない。
そして今日も暮れる。
雪は深々と降り積む
