ぶどう初もぎ
陽が昇る直前の外を眺めていた。 霧が巻き、空気が心地よく冷やかである。 あさがおが沢山咲いている。 隆盛な夏 立秋を迎えた いくらかやわらかい暑さの、盛りの夏。 7月の暑さは刺すようだが、8月の暑さはいくらか円やかに真綿のように身体にまとわりつく暑さである、されど厳しく。 窓の外を眺める脇に、ニコのチコが寄り添う。 静かに彼女もアサガオを眺めている。 昨日、ブドウをもいでみた。 今日から初出荷である。 味はまだ今一つである。 しかし、ブドウ園中のブドウが一斉に熟み始めてきたので、納得の味を待っていたのでは、仕事が追い付かなくなってしまう。 友人、知人には、美味しくなってから送ろう。 美味しくなってから、声を掛けよう。 今は、農協販売だけである。 相当な栽培管理と、吟味である。 正直、今の値段で農協に販売するのは勿体ない。 自賛している訳ではない。 実際、農協で集荷作業に当たる方々にも、 「お前のブドウは特別立派である。」と言ってもらえる。 150名程のブドウ出荷会員の中で、こう言えるのは5名程いるそうだが、 その中の一人に数えて頂けるなど、これは光栄な事である。 そんな信頼を失墜させないためにも、研鑽しておるのだが、そんな評価も価格や収入を押し上げる役には立たない。 全てが高品質の品を出荷できれば、それこそブランドと認められるほどの物になろうが、「ブランド化」を謳いながら中身は三流品である。 格下げ品続出である。 俺は、格下げになるようなブドウは出荷したくないので、万が一「格下げ」判定を受けたなら、出荷を取りやめる。 格下げとは、一級品または共選と認められない品であると解釈している。 そんなブドウを提供するつもりはないのである。 みんながこんな気持ちになれば、高畠のブドウも評価が上がり、価格に反映するんだろうが、見えないところにボロブドウ・・なんて気持ちでは望めない事である。 写真のブドウが白っぽく見えるのは、ブルームである。 ブルーベリーが白っぽく見えるのも、キュウリが白っぽいのも(今はブルームが嫌われブルームレスキュウリなんてのが主流だが)みんなこのブルームである。 健全な状況で、正しい栽培により発生する。 果実が自分を守るワックス・・・水が付かない・里芋の葉の上を水がコロコロ・・に似ているもので、健康な果実の証である。 農薬の使用が多かったり、栽培が雑だと、このブルームが消失したり、美しくないのである。 毎年我が家のブドウのブルームは特級である。 その事も、農協当たりでの評価は高い。 もう少し、お盆になると味もしっかりするだろう。 今日からいきなり最盛期に突入になる。 晩酌もできなくなるので、昨夜はいつもより、ちょっと余計に楽しんだ。 レディー・カカァの気遣いは全くなく、一人寂しく冷奴に、キュウリに味噌、トマトジュースで割ったバーボン。 レディー・カカァはこういった細やかな気遣いがないものだから、いつも健康で元気でいてくれる。 まあ、助かるが・・・・(笑)。 これから1か月は身動きできなくなる。 ブドウ。ご所望の方が居られましたら、⇒メニューの問い合わせにご連絡ください。
2011.08.09