histoire

メモ
ありがとうなんて言えない
私を捨てていくのでしょう?

サヨナラなんて言えない
涙が零れてしまうから
アナタの前で泣けるほど
カワイイ女になんてなれない

捨てていくのでしょう?

サヨナラなんて言えない
涙が零れてしまうから
アナタの前で泣くような
惨めな女になんてならない

捨てていくのでしょう?

サヨナラなんて言えない
アナタが振り返ってしまうから
アナタに涙を見られるような
安い女になんてならない


つまらない女でしょう
すぐに捨てておしまいなさい

許しを請い流す涙など
信じるものではないですよ


汚らしい女でしょう
すぐに捨てておしまいなさい

素知らぬ腕に抱かれた者を
信じるものではないですよ


それでもアナタが
手を差し延べるというのなら

アナタにコレを差し上げましょう


いつかアナタも必要るかもしれない

使用方法 料理に一滴
横たわりしは紅き唇


今 君を愛してるから サヨナラを言わせて

サヨナラを言わせて 愛しているうちに


愛とは愚かなものですね

まだ憎みたくないから サヨナラを言わせて


深緑の木々に根雪が降り積もる
儚げなその花は

朝焼けと共に消えていった


ピエタのように横たわる
アナタを抱きしめられたらいい

サンタマリアの慈しみを この手に


今 君を愛してるから サヨナラを言わせて


愛とは愚かなものですね

まだアナタの腕を求めてる



サヨナラを言わせて


心の鍵をあけて

薄い氷みたいな 壁が見えるんだ
鍵穴さえ見えはしないけど

きっと存在るのでしょう
窓も扉も

心の鍵をあけて

黒煙が溜まっていくのが 見えるんだ
君の姿も霞んでしまう

閉じこもった君も
    息苦しいでしょう



つつまれたシーツが冷たくて
抜け出してきたんだ

眩しいほどの白い世界は
ただ安穏と
崩されることのない環に縛られて
少し息苦しいから

醒める事のない夢と現実を
僕に与えて

苦しいほどの嘲りと
狂おしいまでの激情を

あなたに…


ケガした小鳥を拾ったんです
醜い汚い小さいコトリ

洗っても洗っても洗っても
落ちない汚れがあったんです

小さく黒く目立たないけど


ツバサを怪我した小さなコトリ

浮ぶ事さえ叶わずに
翼を休めず羽ばたくのです

けして飛ぶことはなかったけど


羽ばたき続けた小さなコトリ

翌朝 私の机の上に
小さな羽根を見つけました

小鳥はいなくなっていたけど


窓から出てった小さなコトリ

庭の植木の花の下
小さなソレを見つけました

冷たく硬くなっていたケド



雲 ひとつない快晴が
あざ笑っているようだったから
その日は学校を休みました


瞳の調子が悪かったから



冷たい硬い小さなコトリ

嫌みに青いこの空を
そんなに焦がれていたのですか

自由を探す私みたいに


行き交う群衆の声に
耳を澄ませ

賛辞サゲスミと贖罪アナドリの中で

全てに存在する俺を 認められないなら
そのまま其処で震えておいで

いつか誰かが 可哀想なオマエに
同情くらいはしてくれるさ


生き交う群衆の声に
耳を澄ませ

叫喚サンビと侮蔑シンジツの中で

真黒な俺でさえも 受け入れることができたなら
胸に仕舞ったナイフを取り出せ

愚かな獣のようなオマエに
真実と歓喜の祝福を


きこえない程の私の声に
もしアナタが気付いたのなら
どうかこのまま 捨ておいて
どこぞやへでも行って下さい

私の声は彼の人の為だけに
つむぐと誓ったのです

毎日必ず私に届く
一通の手紙に気付いたのなら
どうかこのまま 見て見ぬふりで
どこぞやへでも行って下さい

毎日私に返ってきても
宛先は天国一丁目


無様な僕ら
繰り返す明日
違う未来はないのか?

無力な僕らは
ただ明日を眺めるだけ

橙の太陽が歪んでいくのを
見て取って
ただ意味もなく溜息をひとつ

明日の展望が不安でも
待ってはくれない朝の陽に
聞こえもしない溜息ひとつ

座り込むことも出来たケド
悪あがきで歩いて見た
誰も知らない迷路小路

何も得るものなどなくてもいい
がむしゃらにただ前へ
回り道であってもいい
それでも確実に 一歩ずつ前へ

無力な僕らは
ただ明日を眺めるだけ

それでも僕らは自分の足で
前に進めることを知った金曜日