6月17日(火)のひろりんモーニングセミナーは
生き方と野球を追及するフリーライター 高橋 昌江 さん
テーマは 『 つなぐ~知覧との約束~ 』 と題してお話しいただきました。
高橋さんは東北でただ一人の野球ライターです。
寄稿先は、「ホームラン」「野球太郎」「ベースボール・クリニック」「週間ベースボール」「大学野球」「ソフトボール・マガジン」など多数に上ります。(残念ながら、野球は割と好きな私も野球誌はほとんど読んだことがありません)
縁あって出会ったチームや人(指導者、選手、親御さん)の練習や試合を観に行くことも仕事の内です。
野球とのきっかけは、中学校からソフトボールを始め、スポーツ記者になりたいという夢を持ったこと。
高校時代はキャッチャーで4番だったが、東北福祉大に入ってレベルの違いを実感。自分はレギュラーになれなかったが、指導者の「強くあり続けるには、自分たちが日本一になって、後輩にその後ろ姿を見せること」という言葉に発奮し、日本一を成し遂げることができた。
2008年に「知覧特攻平和会館」へ訪れる機会があった。そこで、特攻隊員の世話役であった桑代チノさんと出会う。「特攻隊のこと、戦争のことを伝えられる人になってください」との言葉に、使命を感じた。
また、自ら生きることを止めた学生がいたことで、今、自分がここに生きていることの意味を伝えることも始めた。
自分には、必ず父母がいて、その父母にもそれぞれ父母がいる。10代さかのぼると先祖の数は2,046人になる。命のつながりを感じてもらうことで、自ら生きることを止める人をつくらないことも使命としている。
これからも、野球の戦術や技術より、人間味や生き方を大切にして記事にしていきたい。
(文責・反田)