4月22日(火)のひろりんモーニングセミナーは
株式会社ライフブリッジ 代表取締役 櫻井 亮太郎 さん
テーマは 『 外国人観光客を呼び込むために宮城県ができること 』
と題してお話しいただきました。
1.日本に住んでいる外国人
全国 204万人(H24末)、 宮城県は約15,000人(H26.2末)。
中国、韓国が61%、留学生が中心。
2.宮城県への外国人の観光客
H22年 16万人 H23年4.2万人 H24年5.2万人 と震災後激減した。
主な訪問地は、仙台市内、松島、青葉城跡、蔵王、秋保。
①台湾 ②香港 ③韓国 ④中国
来日の目的は、食事、温泉、買い物
人気のある観光地は、各国語で手書き案内など、きめ細かく対応している。
3.宮城県のことをどれだけ知っているか?
①北海道のような草原のある場所 ⇒ 蔵王、薬莱山
②沖縄並みに美しい砂浜 ⇒ 網地島
③恵まれた山の幸、海の幸
④雪が降る、でも午後には融ける
⑤魅力的な温泉 ⇒ 鳴子の5大源泉
⑥スターウォーズと伊達政宗 ⇒ ダースベイダーの鎧は伊達政宗の甲冑を模したもの
⑥東北大学の階段教室 ⇒ 魯迅が座っていた席
4.これからの宮城県
・国連防災世界会議(2015年)
・ラグビーワールドカップ(2019年)
・東京オリンピック、サッカー試合(2020年)
・ILC(国際リニアコライダー(超高エネルギーの電子・陽電子の衝突実験)計画 10~20年間
5.今、必要なことは、早急な受け入れ態勢
①行政:地下鉄の案内板、地図の4カ国語表示
②JR:各種サイン、駅弁の多言語化
③レストラン:多言語化、ベジタリアン用のVマーク、ハラル表示など
④教育:各国の風習、サイズの知識
⑤宿泊施設:食事のバイキング化
6.世界中から観光客を集めるには
①外から見た日本のイメージを知る
キルビル、Last in Translation ラストサムライ
②「粋」だけでは客は集まらない
エンターテイメント、参加型、日本文化の体験を求めている。
・鳴子温泉 「湯美」プラン
・酒蔵+レストラン 酒蔵のシャトー化
・世界のカキと珍しい日本酒
・シェフが着流し&無駄に長い包丁の鉄板焼きレストラン
などなど。
我々自身、宮城県のよさを知っていないことがたくさんあり、参加型イベント、情報発信のやり方など、国際化のために工夫することがたくさんあることを学んだ。
(文責:広報・反田)