12月17日(火)のひろりんモーニングセミナーは
倫理研究所 法人スーパーバイザー 朝倉 幹雄 様 でした。
( 北海道倫理法人会 相談役 ・ SOC(株) 代表取締役社長 )
今回は、『 捨 我 得 全 』 と題してお話しいただきました。
現役経営者の気概と実行力が伝わり、とても有意義なセミナーでした。
朝倉社長は、昭和19年福島県生まれ。
37歳で札幌オフィスコンピュータ(現SOC株式会社)を創業。
バブル崩壊で不況に直撃されるも人員整理をせず、賃金カットで乗り切った。
コンピュータ時代を予見し、事業の拡大を図ったもののいろいろな問題に直面した。
倫理との出会いは平成3年。
富士研の研修で、親の恩を初めて実感し生まれ変わることができた。
起きたことをどう活かすかが「運」。
会社の経営は「利他の精神」に他ならない。
・朝起きは、喜んで起きる
・挨拶、返事は自分から、家庭から。
・父を敬し、母を愛する、純情(スナオ)な子に生まれ変わる。
・苦難こそ、成長のチャンス。自分がやらずに誰がやる。
などを実践しておられます。
<得るは捨つるにあり>
1.捨てるとは。 変ることである。
厳しい情勢の中で、成長発展し続けていくには、何を捨てるか。
○お得意先を捨ててみよう。○商品を捨ててみよう。○サービスを捨ててみよう
○売り方を捨ててみよう。○今の自分を捨てて見よう。
この捨てることから、我社の将来が見えてくる。進むべき道が決れば、組織全体で行動していこう。
2.「気づいたらすぐする」ことが物事をし遂げる秘訣である。
また大切なことは、事、未だならず、小心翼々(調査、研究、計画)
事、まさに成らんとす、大胆不敵(決断、直行、一貫)
事、すでに成る、油断大敵(反省、検討、後始末)
3.捨我とは、己を削ぎ落とすことである。
○執着心を捨てる。自分さえ、家族さえ、会社さえ良ければよい。
ということは、利己心である、独占欲、ねたみ。
○高慢心を捨てる。過去の栄光を捨てる。地位、肩書きを捨てる。
○消極心を捨てる。弱気、小心、心配を捨てる。消極的な人は暗い、未来に希望を
持てない、己の過去を否定する。
4、捨ててならないもの
○執念、努力。絶対にやり遂げるぞ、諦めずに何度も、何度も立ち向かう。
○積極性、気力、体力。苦難から逃げない、責任転嫁しない、自分で考える、創造する、積極的な人は明るい、未来に希望の火を灯す。過去を肯定し感謝の心を持つ。可能性をベースにして考える(心配、不安な心)。
積極性無き者は、困難をベースにして考える(不平不満、欲求不満)。
○「信」。信頼、信念、信愛
5.我儘をとる実践を決めて毎日する。
時を守る、場を清める、礼を正す。
積極的な人になるには。朝型人間になる。親祖先に毎日感謝する。夫婦愛和。
6.運を天に任せる明朗闊達な心境
事業の上でも、経済の上でも、その他奇禍にあった場合でも、恐れ、憂い、怒り、急ぎ等々の私情雑念をさっぱりと捨てて、運を天に任せる明朗闊達な心境に達したとき、必ず危難を逃れることが出来る。
以上