9月10日(火)のひろりんモーニングセミナーは
(社)倫理研究所 法人スーパーバイザー 長嶋 徹 様
『 隨縁(縁に従う)』と題してお話しいただきました。
祖父が開業した西洋洗濯店が発展し、
自分の代でダスキンのフランチャイズに加盟したのが大きな出会い。
そこでダスキンの企業理念と向き合うことになる。
『一日一日と今日こそはあなたの人生が新しく生まれ変わるチャンスです。
自分に対しては損か得かとあらば損の道をゆくこと、
他人に対しては喜びのタネまきをすること、
我も他も物心共に豊かになり生きがいのある世の中にすること』
当時はその本当の意味するところがわからず、
「長い時間をかけてわかるようになります」と言ったのが
自分に対してのいい意味での枷(かせ)となった。
ミスタードーナツも手掛け、
バブル世相と共に、毎年1店舗ずつ増やすような勢いがあったが、
やがていろいろなトラブルが頻発するようになり、
自分の心と向き合うようになった。
まずは目の前にある大好きな海 (湘南海岸)に30分座り、
波のリズムと呼吸を合わせながら黙想するところから始めた。
波というのは1分間に9回というリズム、
その倍の18は
その倍の36は人間の体温、
その倍の72は1分間の脈拍数
その倍の144は最高血圧
その倍の288は赤ちゃんが体内にいる日数
というように、自然界には備わったリズムというのがある。
そういう大きな波と調和させるというのが、
ものごとがうまくいく法則であることは、
倫理研究所創始者の丸山敏雄先生の教えでもある。
万人幸福の栞十七箇条は、一条~十二条は自利について
十四条~十六条は利他について書かれている。
(十三条はそのつなぎの役割)
西洋のLABERという言葉には、罰としての労働、という意味が含まれている。
日本人の労働観は、仕事と喜びが結びついている。
努力を惜しまず相手の利を考え、奉仕することによって、
その無上の喜びが与えられるというのは全世界共通のことだ。