1月14日(火)のひろりんモーニングセミナーは
仙台広瀬倫理法人会 会員 /㈱チャレンジドジャパン 代表取締役 白石 圭太郎 さん
テーマは、『 触法障がい者の入口支援に関して 』 でした。
触法とは聞きなれない言葉ですが、法に触れた(つまり犯罪を起こした)ということです。
白石さんは、学生時代のボランティア経験から、障がい者支援の会社を立ち上げた。
・障害福祉サービス事業(就労継続支援B型、生活介護、就労移行支援、グループホーム他)
・公益的取り組みとして触法障がい者の入口支援
営利でもない非営利でもない(職業奉仕?)形で行っている。
触法障がい者の入口支援とは、刑務所に入れないで、どう更正させるかということ。
実際、受刑者の内、IQ69以下の知的障がい者は23%、同89以下は79%を占める。
障がい → 生活苦 → 犯罪 というケースが多い。
更正のために必要なものは何か?
・矯正施設(刑務所)で罰を与えて、二度としないと誓うのがいいのか?
・福祉で自分のしたことを周りの協力を得て反省し、犯罪をしなくてもよいようにするのか?
難しい選択だが、宮城県では、入口支援のモデル事業を行っている。
<触法障がい者の入口支援(宮城モデル)概略図>
<問題点と今後の展望>
1.再犯の可能性と道義的責任
2.福祉の領域と司法の領域
○福祉→ 犯罪背景、障がい特性による「生きづらさ」を理解する必要。
○司法→ 被害者がいる。グレーではなく「黒」。やったことは認める。
3.再犯しそうなときに、ふと職員の顔や言葉を思い出す。
4.「罪を忘れない」、「罪と向き合う」支援、社会規範の教育が重要。
5.福祉の枠組みに入っていない人をどう支援するか?
若い白石さんのチャレンジを応援したい!!
以上
(文責:広報委員・反田)