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2歳までに決まるアレルギー人生��
前回は、抗生物質の恩恵で細菌やウイルスへの感染が減ったこと。
一方、ウイルス・細菌に触れる機会も減ってしまい、アレルギー体質を増やしてしまったと考えられること。・・・でした。
それを防ぐには「適度に非衛生的な環境」で子供を育てることが必要です。
砂場や土など自然に触れさせる機会を増やしたり、2種類以上のペットを飼うのも一つの手です。
ただ、イヌやネコはアレルギーの原因ともなりますので、
すでにT2細胞が増えてしまったアレルギー疾患のお子さんは別の方法を選びましょう。
最も、子供を汚い環境で生活させたほうが良いということではありません。
汚い環境は体に良くないばかりか、大量のホコリやダニにさらされすぎると、
アレルギー症状を引き起こす可能性があります。
感染症も避けなければなりません。
しかし、行き過ぎた清潔志向、抗菌志向は、アレルギー体質につながる可能性があります。
つづく・・・
2009.11.11:
hashiba
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2歳まで決まるアレルギー人生��
T1細胞はウイルスや細菌を担当。T2細胞はその他の物質を担当します。
ウイルスや細菌がたくさんくる時はT1細胞が台頭してきますが、それが来ないとT1細胞の出番が少なくなり、T2細胞が代わりに台頭してきます。
T2細胞は花粉や食物などを敵と認識してしまうことがあります。
一旦敵だと認識してしまうともう止められません。
こうしてT2細胞が増えすぎてしまった人がアレルギー体質になりやすい人なのです。
T1細胞とT2細胞が勢力争いをするのは実は2〜3歳まで。
その後はそのバランスは変わりません。
つまり、若い世代にアレルギー体質が増えてしまった大きな理由は、社会が衛生化して細菌やウイルスに触れる機会がここ数十年の間に減ってしまった結果、T1細胞が増えず、T2細胞が台頭してしまった結果だと考えられます。
このほかに、抗生物質の使用が考えられます。
もちろん抗生物質によって細菌やウイルス感染が減り人類の救いとなったわけですが、
その一方でウイルス・細菌と触れる機会が減ってしまい、アレルギー体質を増やしてしまった、
と考えられています。
つづく。
2009.11.05:
hashiba
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2歳まで決まるアレルギー人生��
アレルギーの原因となるのは、実はたんぱく質です。
たんぱく質は肉や魚だけでなく小麦粉や卵、野菜、果物にも含まれます。
花粉症のメカニズム それは・・・
免疫システムに欠かせないT細胞とB細胞。
T細胞が花粉を敵と認知するとB細胞に指令して矢(=抗体)を作らせます。
矢は肥満細胞にあたり、矢をアンテナにした肥満細胞は花粉が入ってくると攻撃を開始します。
その結果、花粉を追い出そうと鼻水、くしゃみ、涙を出させるのです。
そばアレルギーも基本的なメカニズムは同じです。
そばを敵だと認識してしまうとそばを追い出そうと肥満細胞が頑張ってしまい、
結果腫れを起こすのです。
そばアレルギーの人がそばを食べてしまうと、腸から原因たんぱく質が吸収され、
血管を通って全身に運ばれます。
すると全身の肥満細胞が一斉に反応してしまいます。
その結果ショックを起こし、特に気管支で粘膜が膨らむと呼吸ができなくなり、
最悪の場合死に至ります。
免疫システムのカギを握るT細胞。
実はT細胞にはT1細胞(正式にはTh1)とT2細胞(Th2)がいることがわかってきました。
つづく。
2009.10.29:
hashiba
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2歳までに決まるアレルギー人生��
今や日本人の3分の1以上が悩むという「アレルギー」。私は大丈夫、と思っていても安心はできませんよ・・・
詳しく調べてみると自覚症状はなくてもアレルギー体質、という人は多いのです。
アレルギーの中には食物アレルギー、花粉症、アトピー性皮膚炎・鼻炎、喘息などあります。
昔はアレルギーなんて聞かなかったのが、
今では「20代前半では予備軍9割」とも言われています。
小さな子どもにも「食物アレルギー」は増えています。
「食物アレルギー」で死にいたることもあり、犠牲になった方は5年間で15人にも上ります。
いったいなぜ食べ物でこんなことになるのでしょうか?
シックハウス症候群や化学物質過敏症のような神経系の症状に対して、アレルギーとは、生体に備わっている自分以外の物質を排除しようとする「免疫」システム。
これが害のないものにも反応してしまい、外側全体を覆う皮膚や、内側の肺・胃・小腸・大腸などの表面の粘膜から細菌・ウイルス・たんぱく質などが侵入し、免疫システムが作動し、過剰反応をするとアレルギーの症状が出ます。
このとき体が排除しなければならないのは外界から入る異物ばかりでなく、体の中で作られたもので、役に立たなくなった古い細胞や、性質が変化したり、またガン化した細胞も体外へ排除されます。
アレルギーの原因となるのは、実はたんぱく質です。たんぱく質は肉や魚だけでなく小麦粉や卵、野菜、果物にも含まれます。
つづく・・・
2009.10.28:
hashiba
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新インフルエンザには無添加住宅しっくい~その2~
今回の検査では、無添加住宅オリジナルしっくいにウイルスを付着させて検査しています。
ウイルスは付着直後から不活化し、感染価は急激に減退しました。
回収できたウイルスが0.033%未満で99.967%低減しました。
検査開始15分後では更に顕著で、回収できたウイルスが0.000588%未満で、99.999%の低減となりました。
しっくいの解毒作用でウイルスが死滅したのか、しっくいに吸着されてしまったのかは立証できませんが、不活化して感染力が低減されることは間違いのない事実という結果がこの度確認できました。
強アルカリ性を示すしっくならではの性質によるものだと考えています。
(珪藻土にはこの性質は見られません)
ただし、このしっくいにも生息できる菌類が唯一あり、それは麹菌とのこと。
なので酒蔵・味噌蔵などにしっくいを塗るのは、他の菌類が寄り付かず、麹菌だけが生きていける環境の中で、おいしい酒や味噌が出来るのですね。
2009.10.23:
hashiba
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新型インフルエンザには無添加住宅しっくい!
新型インフルエンザが蔓延し、感染者が全国で300人を超え、関西だけでなく関東でも感染者が出てきました。
そんな中、「無添加住宅オリジナルしっくい」に、インフルエンザウイルスの感染力を低減させる作用があることがNPO法人バイオメディカルサイエンス研究会 習志野実験室にて確認できました。
実は今回のきっかけは、鳥インフルエンザの発生した養鶏場に石灰が撒かれたというニュースを見て、同じ成分でできた無添加住宅オリジナルしっくいで検査したところ、今回の結果が得られたというものです。
今回の検査で使用したウイルスの種類はA香港型(H3N2)ですが、高病原性鳥インフルエンザ(H5N1)もウイルスに対する効果(直接作用)は同じであるとウイルス学の研究者の間では常識と言われています。(BMSA習志野実験室)
2009.10.22:
hashiba
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自然素材の家・無添加住宅の上棟式
寒河江に着工した無添加住宅の上棟式を行ないました。
最近上棟式を行なうケースがめっきり少なくなりましたが、
総勢50名を超える上棟は私たちもビックリです。
これから完成に向けて気を引き締めた一日でした。
2009.10.15:
hashiba
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続・建築基準法をクリアした健康住宅が・・・
先週の木曜日(台風がやってきた日)が私の担当日でしたが、自宅の隣組の中で葬儀がありその手伝いをしなければならずお休みをいただきました。申し訳ございません。
では先週の続きから始めましょう。
(前回はたくさんの化学物質には規制や強制力がないということでした。)
強制力があるのは建築基準法の規制の対象になっているホルムアルデヒドの濃度(0.08ppm以下)と防蟻剤などに使用されるクロルピリホスの使用禁止だけなのです。
建材メーカーやハウスメーカーからすれば、これは好都合と思っているに違いありません。
化学建材や接着剤の中にどんな有害成分が何種類含まれていようと、
それがホルムアルデヒド・クロルピリホス以外ならば何もないふりができるのですから。
いま日本中に「建築基準法をクリアした健康住宅」と高らかに謳われた家があふれていますが、私たちはこういう甘い規制のもとに作られた建材で建てられた住まいを知らないうちに買わされ、住んでいるということなのです。
いま健康であっても、いつシックハウス症候群や、化学物質過敏症を発症してもおかしくない。
そんな環境にいるということを、あらためて確認しておく必要がありませんか?
『無添加住宅』は何も余計なものを付け足さずに、国が定める指針値以下の限りなく0に近い測定結果を得ています。
2009.10.14:
hashiba
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続・ 漆くい壁
前回に続き、漆くい壁についてもう少しお話します。
自然素材の壁は数多くありますが、
漆くい壁が他と明らかに大きく違うところがあります。
ご存知ですか?
それは漆くい自身が化学変化して
元の硬い石灰岩と同じ状態に固まろうとすることなのです。
そして固まると石や岩と同様にゆっくりと風化がはじまり、何百年でももちます。
姫路城のように。
これが例えば珪藻土の壁ならどうでしょうか。
珪藻土は海の底でプランクトン「珪藻」の死骸が積もって化石化した泥土のことです。
火に強いので七輪や耐火レンガの材料として古くから使われてきました。
吸水性・放湿性・断熱性の高い自然素材として注目をあびていますが、
漆喰のように自身では固まることが出来ないので、
接着剤を混ぜる必要があるのです。
つまり使った接着剤の寿命がそのまま珪藻土の寿命になってしまうのです。
これでは何代も永く住む家の壁には選べません。
長い年月をかけてもとの石灰岩に戻り、自然のなかで生きつづける漆喰。
世界中で壁材として愛され続ける理由がここにあります。
2009.09.18:
hashiba
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時代が求めた、漆くい壁
今回は漆くい壁のお話です。
漆くいには既存の建材にはない優れた特性があるのをご存知ですか?・・・
漆くいの壁と言えばすぐに思い出すのが、お城や蔵ですね。
外敵から財産や命を守るため、火に強い漆くいが使われたのです。
しかし、桃山時代以前、漆くいは高価なものでした。
なぜなら割れにくくするためのつなぎに、
高価な米を使ったのりが必要だったからです。
その後、安価な海藻のりの発見があり、
漆くい壁は築城ブームと共に発展を遂げました。
しかし昭和の高度成長につれ、新建材やビニルクロスなどの工業製品におされて
すっかり衰退してしまいました。
ここ数年、健康や地球環境に配慮して
天然素材の壁が俄然見直されてきています。
新建材やビニルクロスは、燃えると325℃をピークにダイオキシン等の有害物質を発生します。
それに対して漆くいの成分は、石灰岩と同じなので燃えることはないのです。
その他にも漆くいには、カビに強い、吸湿性と放湿性に優れている、
室内の空気を浄化してくれる等の様々な特性があります。
明日につづく・・・
2009.09.16:
hashiba
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ちょっと一息
無添加住宅のお話の合間にちょっと一息。
ウチのわんこです・・・
我が家の家族の一員を紹介します。
名前は「モカ」です。
年齢: 1歳
性別: 女の子
犬種: ミニチュアシュナウザー
性格: とっても明るくて、人懐っこいです。
犬嫌いのおとなや子どもにすり寄って
行って「この犬なら怖くない。」と言わせて、
ファンにしてしまいます。
短所は、ちょっとおく病な感じで、散歩で
他の犬に逢うと鳴きかたがハンパでない
です。
この犬種の特徴は、毛が抜けずに伸びるんです。
なので、毛が抜けて嫌だという人でも大丈夫。
でも反面、伸びてくると髪を切りに行かなくては
なりません。
3ヶ月に一度トリマーさんのお世話になります。
写真は、床屋に行って2週間くらいたった頃でまだ短い状況です。
これが伸びてくると、目が毛で隠れ、口が水を飲むと濡れて、
物を食べると汚れてしまいます。
そんなときが床屋さんに行くタイミングかな。
でも一回約7000円ぐらいと決してお安くないので、
「もう少しガマンしよう」などと言っています。
また、しばらくしたら写真をのせて紹介しますね。
とってもおかしい寝かたをするんですよ。
では、また。
2009.09.10:
hashiba
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柿渋飲んだら若返る?
そうそう、柿渋塗装の代表例としては、唐傘(からかさ)つまり
日本に昔からある傘に柿渋が塗ってあるのです。
和紙に柿渋を塗り重ね、
最後に油を塗って水をはじくように作ります。
柿渋は、紙を丈夫にし、水を通さず、長持ちさせるのです。
こんな柿渋の主成分は、高分子の「タンニン」。
よく耳にする言葉ですね。
タンニンは多くの葉などに含まれ、
葉が動物に食べられるのを防いでいます。
渋く感じられるのは、
唾液のタンパク質を吸着するからなのですが、
この作用が硬化や腐敗に関連する
タンパク質を除くために使われます。
虫がこれで死ぬのは、細胞膜のタンパク質が
吸着されてしまうからなのです。
虫には怖いタンニンも、人間には渋い味程度でなんら害はありません。
それどころか飲んで身体に取り入れると、
老化の原因である活性酸素により酸化されたタンパク質を
取り除いてくれる強力な健康飲料になるのです。
よく「お茶にはタンニンが含まれているから老化予防に良い」
と言われますよね。
ただし、緑茶にはタンニンそのものは含まれず、
カテキンが時間を経ていくつも結合した複雑な化合物に
なってやっとタンニンと称されるのです。
そうするとお茶よりもタンニンが主成分の柿渋を飲んだほうが
若返りに利きそうな気がしてきますね。
(小さなお子様には飲ませないでね。)
私たち(ホームスイートホーム)も防腐、防虫そして塗料に天然の柿渋を使って、老化しない住まいづくりを目指しています。
追伸
柿渋には独特のにおいがあります。
塗装しているときには匂いにも慣れて感じないのですが、
家に帰るとカミさんが「臭〜い、何の匂い?」との騒ぎ。
現場のほうは10日もすると匂いは飛んでしまいます。
2009.09.09:
hashiba
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柿渋塗装しました
柿渋ってどんなものだとおもいます?
当社ホームページでもあまり詳しく紹介していないので
取り上げました。
その柿渋パワーとは・・・
「柿渋」 とは読んで字のごとく、
柿から取れる天然のエキスです。
まだ熟れる前の小さな青柿が原料で、
その絞り汁を発酵させて作ります。
昔から木・布・紙などの染料や補強剤・防腐剤・防水剤として、
また血圧降下剤・やけど・しもやけ・二日酔い予防として、
などなど広く利用されてきました。
主成分は、高分子の「タンニン」です。
無添加住宅では、柿渋を主に外壁の漆くいと混ぜて防腐・防水に使用します。
それから、塗料として天井に出ている梁などに塗ってきました。
それを今回、部屋中に使ってみました。
写真をご覧ください。
ここは山形市本町の時計屋さんのお店です。
棚やカウンターそして床にも塗りました。
ただし、丸テーブルと右手前の陳列棚はもともとの色です。
よくマッチしているでしょう。
無添加住宅は白木の家のイメージが強いかもしれませんが、着色も出来るんです。
健康に良い素材で。
今回のテーマは、少しレトロな時計店。
柿渋塗装の特徴は、塗った時点ではまだ色が薄いなぁと思っても、時間が経つにつれて濃くなってくるのです。
それから、柿渋自体はこのように赤味がかった色ですが、これにベンガラをまぜていろいろな色が楽しめます。
次回は、柿渋が健康に良いのはなぜか についてお話しますね。では。
2009.09.04:
hashiba
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続 「へその緒」
胎児の身体を造るのに必要な栄養素を母親から送るための唯一の組織「へその緒」。そのへその緒から数々の環境汚染物質が検出されています・・・
ほんの半世紀前までは、胎児は胎盤によって厳重に守られていると考えられていました。
胎児にとって悪いものは、母親が食べたとしても胎児には行かないようになっている、それが偉大な自然の力だと考えられていたのです。
ところが、胎児性水俣病の発見で胎児は守られていない、胎盤は万能ではないということが分かり、「胎盤神話」は崩れたのです。
環境汚染物質には、大きく分けると脂肪に溶けやすく (脂溶性という)、人の体内に長く存在し続けるものと、水に溶けやすく(水溶性)尿や大便とともに身体の外に速やかに排出されるものとがあります。
そして脂溶性の物質は、体内の脂肪、肝臓、筋肉に溜まりやすく、年月とともに蓄積されていきます。
母体は、へその緒を通して、栄養と一緒に環境汚染物質を胎児に送り、
胎児は脂溶性の物質を体内に溜め込んでいきます。
その結果、生後すぐにアレルギーを発症したりするのです。
しかし、全ての赤ちゃんにアレルギー症状が出るわけではありません。
個人差としてそれぞれの許容量に違いがあり、その許容量を超えた人たちが発症してしまうと考えられています。
詳しくは 「へその緒が語る体内汚染」 (森 千里+戸�盞暖�子著、技術評論社刊)をご覧ください。
2009.08.19:
hashiba
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へその緒
「へその緒」とは変なタイトルをつけましたが、母親から酸素や栄養素をおくる赤ちゃんの命綱であるへその緒。
この「へその緒」を調べた人がいます・・・。
すると、へその緒からはPCBやダイオキシンなど数多くの物質が検出されたそうです。
それもどんな山奥、離れ小島、北極圏に住んでいても汚染されていない人はいないといっています。
多くの汚染物質が環境中に存在する以上、人も汚染から逃れることはできないことは当然ですが、
人の体内汚染はこの世の空気を吸う前からすでに始まっているのです。
医学の進歩は、直接死につながるような深刻な疾患が治癒できるようになった反面、過去数十年の間に小児アレルギーは増加の一途をたどり、今では小学生の約3割が何らかのアレルギーを発症していると報告されています。
また、最近では多動症や発達障害の子どもが増加して、文部科学省の調査では、学習障害(LD)、注意欠陥/多動性障害(ADHD)、自閉症などの児童・生徒が全体の約6%いることが分かっています。
これらは、直接命を落すことはまれですが、慢性的なぜん息やかゆみなどが続くアレルギー疾患や、発達障害、自閉症などの先天的な障害は、本人はもとより周囲の家族に大きな肉体的、精神的そして経済的負担を強いるもので、決して小さなリスクと軽視することはできないのです。
このような変化がなぜ、この数十年で起きてきたのかはまだ不明としています。
人の疾患は遺伝的な要素と環境的な要素が関わっていますが、遺伝的な要素がわずか数十年で変化することは考えられないので、何らかの環境の変化が要因になっていると考えられているようです。
過去30年ほどで、小児アレルギーの発症者数は大幅に増加しています。
平成19年と昭和45年を比較すると、幼稚園児3倍、小学生7倍、中学生23倍、高校生13倍に増加。
環境汚染がひどくなったのでしょうか?環境汚染は高度経済成長期に問題になって対策がとられ、ひところのようなはげしい汚染は落ち着いています。
そこで環境の変化を見てみるとその中に住宅環境の変化も原因のひとつとして挙げられるとしています。つまり、住宅が「高気密・高断熱」化され、室内の揮発性化学物質が室外に速やかに排出されなくなったことによる室内空気汚染です。
最近その空気汚染の原因が化学接着剤であることが分かってきました。
薄い木の板を、大量の接着剤を使って張り合わせて1枚の板にする合板の技術が進み、このような新建材を使って住宅が低価格で建築できるようになり、庶民でも自宅を所有することが出来るようになったのです。
しかし、豊かさを実感できる時代の始まりは、人体の複合汚染の時代の始まりでもあったのです。
シックハウス症候群というのを聞いたことがあるでしょうか?
目がチカチカする・鼻やのどの奥が痛い・めまい・頭痛がする・熱が出る・関節が痛む・体がだるい・吐き気がするなどといったさまざまな症候群のことです。
症状が多岐に渡るうえに、因果関係を立証することが難しいため、実態をつかみにくい疾患です。
しかし、この症状は、原因物質さえ無ければ発症することはありません。
つまり、健康に過ごせるのです。
著者らは、シックハウスで困っている人の多さに驚きました。
「新築のマンションを買ったが、刺激臭がひどくて眠れない。」
「それまで無かったのに、新築マンションに引っ越した日から子どもにぜん息の症状が出て困っている。今は妻も同じような症状になってしまった。」
「新築住宅を購入したが、臭いがひどいのでハウスメーカーに苦情を言っているが、『基準値以内だ』といって埒が開かない。」
「リフォームをしたら、小学6年の孫が風邪の症状になって治らない。それまで活発で几帳面だったのに、無気力になってしまった。」
「中1の女の子はリフォームした部屋に入って一晩寝た翌日、突然わめきだして乱暴になった。それまでピアノをよく弾いていたのに、もう弾かなくなった。」
などなど全国から数多くの問合せが寄せられているとのことです。
こういった症状を持つ人や障害を持つ人の割合は、全人口に比較すればごく小数ですが、誰でも障害者になる可能性はあるし、高齢になれば身体は不自由になります。
そういう人たちを基準に住宅をつくれば、のちに症状に合わせてリフォームしたりするよりコストがかかりませんし、そのように造られた住宅は健常者にとっても何らマイナスになるものではなく、むしろ快適でもあります。
因果関係が明らかでないが、環境を改善することによって将来発症するかもしれない患者さんの増加を食い止める「環境改善型予防医学」の試みとして「ケミレスタウン・プロジェクト」を始めました。
これはキャンパスの敷地内に1戸建の実験棟を5棟、「環境医学診療科」などが入る「テーマ棟」1棟を建設し、化学物質(ケミカル)の少ない(レス)街のモデルをつくるというものです。
これには、無添加住宅も参加しています。
ケミレスタウン・プロジェクトのHp
http://www.h.chiba-u.jp/center/research/chemiless.htm
ケミレスタウン推進協会のHp
http://chemiless.hp.infoseek.co.jp/
2009.07.03:
hashiba
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