(195)『大人問題』
おとな は もんだい おとな が もんだい おとな の もんだい 五味太郎:著 (講談社文庫 2001年5月発行) 表紙に、大人問題の鏡文字で子供問題と小さく描かれている。 子供の問題は、つまり大人の問題が映し出されたものなんだよ、ということなのでしょうね。 子は親の鏡 と言いますものね。 子供はどんどん育つ。 毎日どころか、刻一刻と育っていくものだと実感できる。 それに対応した、「おとな」である私たちは何を考え感じ、どういう振る舞いをしてどんな言葉を吐いているのか。 「ちょっと待ってね」という言葉がとても多いと気づくことがある。 自分の都合に、子供は合わせてくれないからそうなる。 気がついて、こりゃいかんいかんと思う。 もう少し大きくなると、「急いでいそいで!」という言葉が多くなるに違いない。 これも、上の理由と同じ。 こどもの問題は大人の問題。 自分より後に生まれてきた人、それが子ども。 どんなふうに育って行くのか、考えなしの時は助けたり手をさしのばす。 暖かく見守ることができるチカラ、それが大人に試されているんだろうなぁ。 ところで、こどもはいつから大人になるのだろう?!その境目を考えると、正直よく解らないのである。
2012.12.22