(202)『若者のホンネ』
平成生まれは何を考えているのか 香山リカ:著 (朝日新書 2012年12月発行) 著者は1960年(昭和35年)生まれで、私も同じである。 精神科医である。 けれど、その立場よりも同じ年に生まれた人が、若者をどう見てどんなふうに感じているのか、というところに興味がある。 平成生まれ。 ここでいう若者とは、とりあえず平成生まれということになるのだろうけれど、大まかに言って昭和60年前後を含めた30歳ぐらい、あたりまでも含むのではないだろうか。 かつて、自分が若者と言われていた時代、私たちの年代は昭和20年代生まれと比較して、物事に取り組み方とか思い入れという点で醒めた感のある、しらけ世代、というようなとらえ方をされていたように思う。 こちら側からみれば、あの(年代)人たちって、なんであんなに熱くなって一生懸命なんだろう、という見方になるのですけどね。 年代論にしてしまうと、その立ち位置によって見方は変わるものなのだろう。 そういう意味で、育った環境もなにも違う個人の観点であっても、同じ歳から見た若者論はとても興味があるわけである。
2013.01.20