もったいないほどの
6月8日(土)、恒例の大荒沢不動堂への登拝日。 補修工事は、今冬大破した前部は概ね補修ができたようで、今度は向かって右側の屋根に取りかかっている。 今日は職人さんが休みで、私は周囲の掃き掃除をして、毎月の如く勤行を行った。 五月八日のお祭りは、後日連絡という形でいたのだけれど、申し訳ないことに数人の方がお堂まで来て下さり、また電話での問い合わせもいただいた。 訳をお話しして、七月八日に執行することをお伝えした。 また、先輩のF師が法事の帰りと、立ち寄ってくださった。 F師のお寺も山里の過疎地帯。 お堂の維持や運営などについて様々と教えていただいた。 地域の人がだんだんと引っ越して少なくなってゆき、実際的に冬季間の管理はかなり困難になっていること。 土地を離れることで、つながりが希薄になり、家族であっても、次の世代の人々に土着の信仰が引き継がれにくいこと。 人の指向或いは思考が変化しており、昔から行ってきたことがそのまま通用しなくなってきていることなど。 先日、館山公園のジャンプ台の側にある観音堂が荒れ果てた状態になっているのを見てきた。 山ではあるけれど、比較的市街地に近い場所ですら起こりうること。 これから考えていかなkればならない問題である。 大荒沢から玉庭方面へ車を走らせてみた。 過疎化に拍車がかかっているとはいうものの、まだこの御伊勢町あたりは田んぼの作付が行われており、周囲の風景も人の手が掛けられきれいな状態になっている。 奥の方に、かつてサンマリーナ玉庭スキー場とリゾート施設がわずかに見える。 そちらの奥の方へ数km車を走らせると、耕作放棄され放置されたままの荒れ果てた風景になる。 その境目あたりにある地域の公民館に人が自転車で集まって来ていた。 おそらく「さなぶり」で、の方々が直会を始めるところではないかと見えた。 人が住んでいるということは大事なことなのだ。 翌日曜日の朝、6時から私の町内の田の神様で「さなぶり」のご祈祷を行った。 町内の方全戸から出て掃除を行い、小さな田(約一坪)に田植えを行い、ご祈祷を行う。 無事田植えが終えたことを喜び、田の神様に守られ、家内もお天気も守っていただいて秋にまた無事に収穫されることを祈る。 こちらは直会はないがお神酒を少しづついただく。 こういう形で行事が残っているところはほとんどなくなってしまった。 そして、一般財団法人 田沢自彊会が主催するお祭り。 これも毎年恒例である。 まずは、大峠トンネルの上ぐらいに位置する、普洞沢の滝の所に祀られているお不動さまから。 全くの山の中。 エゾハルゼミの蝉しぐれ。 毎年来ているが、こんなに賑やかな年は初めてかもしれない。 山に関わっている方が多い参加者は、今年の天候と昆虫や鳥など生き物の状況がおかしいと感じていることを口々に話される。 私もそう感じている。 それから、国道へやや戻って八谷地内の山之神様のお堂でご祈祷。 そこはかつて、この集落でお祭りしていた。 最後は上中原まで戻って来て、草木塔の供養。 3ヶ所でのお勤めを終え、役員さんや地区来賓の方々など20人ほどが参加して直会ということで、財団の会館へ。 これまた毎年頂いている山菜汁。 高級品になった塩鯨の大盤振る舞い(^^; うんまい、けど食べすぎに注意である。 絶好の好天。 勿体ないぐらいの晴れ。 今まで、こんなに良い天気に恵まれたのは、初めてだったかもしれない。 山里の田から、奥山の山中まで、ずうっと拝ませていただいた一日だった。
2013.06.10