「生き方と食事、スローフードについて」
スローフード運動が起こっている。日本スローフード協会によると次の三つの指針を掲げている。 1.消えゆく恐れのある伝統的な食材や料理、質のよい食品、ワイン(酒)を守る。 2.質のよい素材を提供する小生産者を守る 3.子供たちを含め、消費者に味の教育を進める。 佐藤初女さんは、ともかく訪ねてきた人に、心のこもった食事を食べていただくことだけを目的に「森のイスキア」をつくった。彼女は、次のように言う。 生き方と食事には、 不思議なつながりがあるって考えてるの。 素材の命を生かすような料理をすれば、 人も生かされるって。 自殺をすると決めていた青年が、森のイスキアを訪ねた。佐藤さんに会ってみても別に有り難い話があるわけではない。しかし、帰りにいただいた、にぎりめしを食べたとき、青年はあまりのおいしさに、「生きよう」と思ったという。 佐藤さんは、さらに言う。 一緒に食べることは、 深いところでこころが通い合えるのです。 おなかが満たされてくると、 自然に感謝の気持ちが湧いてきて、 次には、他人に何かしてあげたくなるもののようです。 (「縦糸横糸」より)
2006.11.20