ダリア日記

ダリア日記
ログイン

ダリア品種図鑑 ガーデンダリアシリーズ「パブロ」

フラワー王国「オランダ」は、チューリップやムスカリ等の秋植え球根草の生産販売に力を注ぎ、全世界に輸出し高いシェアを誇っています。また、アルストロメリアの切花生産農家の多くが直接オランダから仕入れていると聞いたことがあります。

そんなオランダで今、花壇やコンテナでのダリア栽培に最適なわい性(草丈50cmほど)品種の改良が盛んに行われています。しかも花の大きさ(花径)も15cm前後まで大きくなる(中〜中小輪程度)、色彩豊かなダリアが生まれています。(写真は「パブロ」、サカタのタネが販売している)

これまで花壇用としては、ミニ(姫)ダリアと言う背の低いダリアがあり春先からホームセンターなどで販売されていますが、花径が10cmに満たずダリアとは一線を画した花(別の花)のように感じられています。

ガーデンダリアシリーズの花々、ダリアをより身近なものとするために(普及に)大きな力を発揮することでしょう。





最近、ヤーコンやキクイモがダイエット食品として人気沸騰である!
どちらも、キク科の球根草でダリアと良く似ている。(写真はキクイモ)

特に、最近爆発的な人気が出たキクイモの主成分は「イヌリン」であり、ダリアの球根も同じ「イヌリン」である。(イヌリンの含有量が一番多いのがキクイモ)

さて、イヌリンはなぜそんなにも人気なのであろうか。インターネットで検索すると・・・
イヌリンは、難消化多糖類・可溶性食物繊維。低カロリーの消化吸収されない多糖類のことで、胃で分解されず、腸に入りビフィズス菌のえさとなり、ビフィズス菌を増殖、活発にさせる働きがあるとのこと。
ダイエット食品としての効果はもとより、「生活習慣病」特に肥満や糖尿病、高脂血症、高血圧への効能が高く注目されている。

いま、ダリアの食用研究が進められている。






『ダリアの花言葉』

ダリア=移り気
ポンポンダリア=優雅と品格
白ダリア=貴方の親切を感謝する
黄ダリア=私の心は喜びに満ちている
赤ダリア=貴方の愛により幸福を得た
ローズダリア=私は貴方の感謝を知って喜ぶ
絞りダリア=私は貴方のことばかり考えている

以上の花言葉は、昭和の初期に作られました。現在では「優美」「優雅」「親切」「移り気」などが使われています。

なお、「移り気」の花言葉の語源はナポレオン皇帝の妻、ジョゼフィーヌとマルメゾン宮殿の出来事によるもと言われています。詳細は後日!







1804年、ナポレオンはフランス皇帝に就任することになります。そして、妻のジョゼフィーヌも皇后(ファーストレディ)の位に立つことになるのです。「まさに、この世の華!」

しかし、ジョゼフィーヌにはこの栄光が重く苦しく圧し掛かるのです。この時ジョゼフィーヌは既に41歳。待望の子供に恵まれず、ナポレオン一族から後継者問題がクローズアップされると共に、国民の英雄となったナポレオンとの間に、いつしか隙間風が吹き、寂しさを感じずにはいられないのでした。

ジョゼフィーヌはパリの宮殿に居を据えますが、一方でパリ郊外にマルメゾン館を有し(皇后になる以前に購入)、戴冠後はここに身を置くことが多くなります。子供のいない寂しさか、ナポレオンが離れてゆく寂しさか、庭造りに没頭し、世界各地から珍しい花の種子・球根・苗を取り寄せては栽培し、我が子のように可愛がります。中でもジョゼフィーヌは有数なバラコレクターとして知られています。そのフラワーコレクションの中に、ダリアの花達も含まれ庭園を彩るのでした。




ダリアの名花達�ァ 愽盖た粥�

人々はこの花の前に立つと自然に笑みが浮かんできます。名前がそうさせるのです。
花を見て怒る人はいないと言われます。「フラワーセラピー」・・・まさに花は人々の心を和ませてくれる魔法のアイテム。何かと気ぜわしい毎日、ふと立ち止まり「花」を見つめ、魔法にかかる時間が欲しいものです。

さて、写真の品種は「浮気心」
花径:超巨大輪(直径が30センチを超える)、花型:ID(インフォーマルデコラ、不成型な舟形の花弁)、花色:紫、白、淡桃が混じる。作出者:秋田市鷲沢氏
この花は花びら(花弁)の色が一つ一つ違いを見せる珍しい品種です(季節によっても違いを見せる)。真っ白な花、濃い紫の花、その中間、そして紫・白の咲き分けと、本当に様々な顔を見せてくれるユニークな巨大花です。

まさに日々変わる人間の心を映し出し、誰にでもある? 浮気の虫を創造させる花です。
男性に人気の花ですが、最近はご婦人の方々が熱心に鑑賞されている姿が印象的です。「クス、クスッ!」





先日、宝塚歌劇団で「ベルサイユのバラ」が公演されることが報道されていた。
「ベルバラ」の主人公、マリーアントワネットはナポレオン皇帝が誕生する「フランス革命」のさなか処刑された絶世の美女。ナポレオンの妻ジョゼフィーヌが最もあこがれた女性でもあったと言われています。(天竺牡丹日記ではナポレオンとダリアの関わりを紹介中)

さて、歌劇団のある宝塚市に国内で最大のダリア球根生産量を誇る「上佐曾利園芸組合」がある。
宝塚市の北部に位置し周囲を山に囲まれた上佐曾利地区、地区内のいたるところにダリア(栽培面積は8ヘクタールと言われている)。中心部に地区の集会所がありその前に先人の業績を伝える碑が立てられています。
当地区でのダリアの栽培は1930年(昭和5年)に始まります。耕地が少なく貧しい山村の打開策として、この土地の特色でもある涼しい気候に合った作物としてダリアを選定し、栽培を始めます。太平洋戦争中には花の栽培が禁止される状況下、球根が航空兵の栄養剤に適した成分を含むことがわかり栽培が続けられたとのこと。日本のダリアを支え、現在のダリアブームを作った功労者のひとつ(組合長:田中康夫氏)であろう。

写真:マリーアントワネット
...続きを見る




日本のプロ野球もセ、パ両リーグが開幕した。
WBCで日本が優勝したことで大変な盛り上がり、野球の人気も復活しそうな勢いである。
日本の優勝には、その実力を誰もが認めることだろうが、日本の運命を変えたメキシコチームの活躍にも感謝しなければならない。

さて、「ダリアのふるさとメキシコ!」
熱帯(中央)アメリカでの探検を進めているフンボルトの活躍に戻りたいと思う。(天竺牡丹日記 Vol.18)
ある日、メキシコシティーから西にある鉱山の調査に出掛けた一行の前に、一面に野生しているダリアの姿が現れます。発見されたところは熱帯ながらも海抜1500mの地方であり、このことによりダリアが冷涼な高地産のものとして初めて認識されるのです。

1804年フンボルトはヨーロッパに帰ると、数多くの報告を行いますが、その中に「ダリアが冷涼な土地を好む花として」発表されるのである。(球根か種子を持ち帰ったとの記録もあり)
温室栽培によって枯渇させて頭を悩ませていた植物学者、この報告・発表によりダリアの本格的な研究の始まるのである。

それにしても、メキシコには感謝、感謝、感激!




ダリアの名花達�ぁ 慊耕遑隠坑坑検�

1998年2月、長野市を中心として「長野冬季オリンピック」が開催された。
日本選手団は大活躍を見せてくれました。スピードスケート500m男子で清水宏保選手が、モーグル女子で里谷多英選手、ジャンプラージヒルで船木和喜選手が、ショートトラック500mでは西谷岳文選手が金メダルを獲得。
特に感動を与えたのが、ジャンプ団体の金メダルではなかったか、原田選手の失敗と優勝を決める大ジャンプに一喜一憂した。「フナキー・フナキー!」

先日、原田雅彦選手が引退を表明し、ラストジャンプを見せてくれた。ひとつの時代の終焉・・・

千葉市の小西さんは1998年に「長野1998」は発表した。オリンピックの感動を残すため!
花径:中大輪(20センチ程)、花型:STC(ストレートカクタス、外巻きの花弁が真直ぐ伸びる)、花色:雪白色、草丈:中性(1〜1.2m)




ダリアのヨーロッパでの夜明けは、間違った見識により苦しみに満ち溢れていた!しかし、その復興にドイツを代表する一人の地理学者が貢献するのである。

アレクサンダー・フォン・フンボルト(1769年、ドイツのベルリン生れ)
フンボルトは、ペルー沖を流れる[フンボルト海流」(エルニーニョ現象の観測地)や南極大陸のアイドル「フンボルトペンギン」で有名!?
財産家の次男として生れた彼は、私財を投げ打って熱帯(中央)アメリカの研究に没頭するのです。

1799年6月から1804年8月までの5年2ヶ月間、熱帯アメリカ(メキシコ〜ブラジル北部)を歩き、地理学、気象学、植物学それぞれの観点から同地域をくまなく探索し、世界にその姿(豊かな国土や植物、人類、文化)を知らしめるのでした。(スパイ説:侵略や地下資源の発掘のため探索したのではないかとの、推測もある)

そんな探検のある日、メキシコ山岳地帯のある都市で見事に開花する「ダリア」を発見するのです。




川西町西大塚に「中沖酒造」と言う小さな酒蔵がある。
代表銘柄「一献」を初めとして多様な美酒を揃え、地元で人気である。大吟醸酒『醸心』、純米吟醸『夜游』、新酒「しぼりたて」、限定生酒「にごり」などなど

中でもお薦めが『夜游(やゆう)』・・・「夜にあそぶ」という意味、特に「ゆう」は行動的に遊ぶ(Play)と言うのではなく、ゆったりと寛ぐ(Joy)と言う意味合いを持った漢字とのこと。実はこの酒は「吟醸酒」で売っているが、飲んでみるとやけに美味しい。蔵元に尋ねると「この酒は精白歩合を大吟醸酒並みにしているために、とても旨みと深みのある酒に仕上がった」との答えが返ってきた。本当に美味い酒である。

現在、ワンカップバーなるものが都心を中心に生まれ、賑わっているようだが日本酒の復権を心より願ってやまない。
なお、中沖酒造「一献」のワンカップはラベルに「ダリアの花」を使った、とてもユニークデザイン。ダリアの写真を眺めながら、今宵、一献いかがでしょう。




1800年初め、ダリアはパリに届く。マドリッドからパリの王室自然博物館へ!同じ頃、イギリスやベルリンに届けられるのです。

ダリアの原産国はメキシコを初めとする中南米、緯度では北緯0〜20度の地帯です。
このエリアは熱帯に分類され、とても暑く、現在でも海のリゾート地帯として広く知られ、中でもメキシコ合衆国のアカプルコやカンクンなどは、ビーチリゾートとして多くの日本人が訪れる場所です。ヨーロッパは北緯40〜55度、ほとんどの国が日本よりも北に位置します。

また、ダリアの研究が各地で進むにつれ、ヨーロッパではよく開花するが、晩秋の霜や凍みに弱く、冬季間には球根が凍結し、生物としての価値が失われることが知られるようになります。

これらのことから「ダリアは熱帯の花であり、高温で栽培しないとだめである」と言った発表(誤解)がなされ、温室等での栽培研究が始まるとダリアは急激に勢いを失い、枯渇してゆくのです。

写真:カンクンリゾート




ダリアの名花達�� 『雪むかえ』

2002年に千葉の小西勇作さんが改良し発表した品種。花径が20cm程の中大輪種、花の色はすがすがしい白色、花型がインカーブドカクタス咲き(細い花弁)に分類されます。
白銀の世界を思わせるさわやかな白、強健で育てやすく、花壇や切花に適しています。

さて、「雪むかえ」については各地にまつわる話が存在するようですが、南陽市白竜湖周辺では以前、雪が近づく晩秋になるとクモが糸を吐き、秋風によって舞って上がる姿が見られ、その現象を「雪むかえ」と呼んでいたそうです。

盆地に吹く寒風に白い糸を絡ませ上昇する姿「雪むかえ」、ダリアの「雪むかえ(写真)」も上に向かって伸びてゆく花びらが、何だかちょっと太いクモの糸のように見えてきます。


...続きを見る