「山形地域資源活用・地域連携サポートセンター」プランナー派遣事例 №2をご紹介します。
≪鶴岡市小国集落に息づく在来野菜「與治兵衛きゅうり」の魅力を広く発信し、地域活性化につなげる取組を支援≫
支援事業者 與治兵衛きゅうり保存会(鶴岡市)
◆事業者の概要
鶴岡市温海地域の山あい、標高115m付近にある小国集落で長年にわたり栽培され、受け継がれきた與治兵衛きゅうり。その生産者は一時期2人にまで減少しましたが、世代を超えて栽培され、集落に根づいてきた地域資源を次世代に継承していこうと、2024年に「與治兵衛きゅうり保存会」を発足し、現在では若い生産者も加わり、生産者6名で活動しています。
◆相談内容
與治兵衛きゅうりの魅力とともに「與治兵衛きゅうり保存会」の活動拠点にもなっている宿泊施設「楯山荘」など、小国集落に関する情報も広く発信することで、認知度の向上と地域活性化につなげるSNSの活用方法について助言をお願いしたい。
◆支援内容
SNSへの投稿内容(與治兵衛きゅうりの生育状況や料理レシピ、小国集落のイベント情報など)の提案、投稿するための基本操作や写真撮影のコツなどについて助言。
◆結果
「與治兵衛きゅうり保存会」のインスタグラムを開設し、日々の畑の様子や小国集落の旬の情報などを情報発信中。フォロワー数は、支援開始当初から3ヶ月ほどで2倍以上に増加しました。
7月下旬、鶴岡市中心部で開催された朝市「鶴市」に出店、與治兵衛きゅうりを販売したところ、好評のうちに完売となりました。
引き続き、與治兵衛きゅうりの認知度アップと地域活性化に向けて、情報発信に取り組んでいきます。