ぞーこー太郎 蕎麦屋の冒険

▼3月14日(月) 晴れ 暖かいぞ

地震から3日目。余震あり。ひとつ大きいのがありました。

1週間ぶりに開店しましたが、やはりご来店ゼロ。こんな時にガソリン使って郊外に蕎麦なんて行きませんよね。
という訳で明日からしばらく休業することにしました。
地元ラジオでも頻繁に言っていますが、省エネ、節約も微力ながら被災地へ出来ることでしょうから。
蕎麦屋は製粉から客席の暖房、茹で釜など大量の電気やガス、灯油を使いますから休むとエコ。うちはかなり優秀なエコ蕎麦屋?

もし万が一、当店にお越しになったり、行こうとして下さっていた方々、申し訳ございませんが、ご理解のほど、宜しくお願い申し上げます。

閑話休題

夕方、用足しで長井の街場まで歩いて行きました。片道50分ぐらいかな。スーパー、ホームセンター、自転車屋、メガネ屋、ラーメン屋、回転寿司、レストラン、菓子屋、履き物屋、本屋、写真館、仏壇屋、コンビニなどなど、つまりほとんどの店が当たり前のように営業していました。少しびっくり。そして車も何ら変わりなくたくさん走っていました。各メディアでこれあだけガソリン不足が言われ、実際どこのGSも閉まっているのに、この交通量。そういえば教習車までいたな。不思議な感じがしました。

スーパー2軒まわりました。野菜、精肉、鮮魚など少ないですがありました。酒コーナーは豊富です。飲料水やお菓子類、乾物や調味料など普通にあります。少なかったのは乾麺や水、缶詰めなど。パン類やカップラーメン類などほとんど完売状態。
そのどちらの店内でも「なーんにもねーな」とおばちゃんがたはおしゃべり。色々あるのに。
つまり毎日毎日大量廃棄が行われている中から買い物しないと「なんにもない」ということになるのかな。
そして惣菜や菓子パン類に群がり今晩のおかずを買い込んでいました。

どうやら戦後60年をかけて、食べ物を自らの手で生産し、料理や保存食を作り、自らが食べることを放棄してきたようです、と言いたくなりました。あ、あと歩くことも放棄してますね。

この豊かな農村地帯でさえ。
そして100キロ先には被災して生死の間でいる人々がたくさんいるのに。

自分で生産や料理しないと、どんな物を食べさせられようが問題なしですね。
ちと過激な論文になりましたな。どうも感情的になりがちです。


ええと、もう一度言います。
明日から蕎麦屋はお休みします。ご免下さい。

今日も代筆アップしてくれたサクラーズ様に感謝です


HOME

(C)

powered by samidare