蔵王のうた~作曲者/白鳥音羽 作詞/刈田 仁

一、われら歌(ウト)う 陸奥(ミチノク)に
  奇(ク)しき山あり
  実(ゲ)に山の王者 蔵王
  ああ 燃ゆる火を 胸に抱(イダ)きて
  ああ 地に黙(モク)す ここに幾年(イクトセ)
  高き想いの 胸に激しく
  耐えて行くもの
  この山に われら夢あり

二、われら歌う 陸奥に
  愛(ハ)しき山あり
  忘れじの山よ 蔵王
  ああ 国分けて 陸羽(リクウ)の空に
  ああ 分かれ咲く 二つの愁(ウレ)い
  若き命の 胸に激しく
  深ければこそ
  この山に われら歌あり

三、われら歌う 陸奥に
  蔵王の峰の
  白銀(シロガネ)の華(ハナ)よ 樹氷
  ああ 人の世の 聖(キヨ)きくにとぞ
  ああ 若人(ワコウド)の 泣きて慕いし
  樹氷の山の 胸に激しく
  われを呼ぶもの
  この山に われら祈らん
2006.10.01:zao:[山形蔵王ゆかりのメモ]