ホン虫日記
久々に吉本ばななを読んでみた。 ひらがなの「よしもとばなな」に改名してから初めて。 どうやったらこんなに素直な言葉で気持ちを伝えることができるんだろう。と思うくらいピュアでかわいい、初恋でした。 ばななさんの世界はちょっとオカルトがかっていて、そこが好きなんだけど。 人があるわけないと思いこんでいることをいつもふつうに起こしてしまうから、おかしいこととは思えなく話は進む。 とにかく夕子ちゃんとキュウくんの会話がいい。 二人の選ぶ日本語がとってもいいんだわ。 これとは直接関係ないんだけど、 通勤のバスでの出来事がとってもかわいかったので書いておきます。 私の隣に立っていた女子高生二人組がソワソワ、会話はこんな感じ 「今日は?出番なの?」 「うん。6時頃通るから見てねっていっといた!」 しばらくバスは進む...。とあるガソスタ前。 「あ?いたんじゃない?」 「うん。でも接客中だ~。あ!気づいた!がんばってね~。」二人、手を振る。 どうやらつきあっている彼氏がそこでバイトを始めたらしくて、バスで通るのを楽しみにしていたらしい。 う~ん、胸キュンだね(死語?) 見ていた20代半ばのOLにはそんな時代もあったと、心和む出来事でした。
2006.02.12