最上義光歴史館 - 山形県山形市
▼刀 朱銘 来国次
刀 朱銘 来国次
作者/来国次
鎌倉時代
刃長/63.1p
反り/1.8p
重さ/685g
来国次は約700年前に活躍した山城国(現京都府)の代表的な刀鍛冶です。
国次はその作風から、名工正宗の弟子という説もあります。
この刀は、水戸徳川家の家老職を務めた義光の四男山野辺光茂が所持していた刀と伝えます。
姿は、中反り鋒のびごころで姿良く、鎌倉末期の特徴を示す。
鍛は、板目に杢目交じり、地沸よくつき地景入り地斑映り立つ。
刃文は、互の目に丁子、匂口深々として小沸つき明るく冴える。刃中に足太く長く入り、葉・金筋入って砂流しかかり、刃縁打のけ・二重刃入る。帽子は表が掃きかけごころ小丸に浅く返り、裏は乱れ込んで履きかけわずかに返る。
茎は、磨上げ無銘に朱銘で「来國次」と極める。
彫は、表裏とも棒樋丸留め。
画像 (小 中 大)
2008.12.05:最上義光歴史館
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