上杉博物館企画展
「日本画をたのしもう」−高精細複製が語る名品の世界-
前期 2022年8月6日(土)〜8月23日(火)
後期 8月25日(木)〜9月11日(日)
休館日:8月24日(水)
主催 米沢市上杉博物館
特別協力 キヤノン株式会社
協力 特定非営利活動法人京都文化協会 独立行政法人国立文化財機構文化財活用センター
入館料:一般700円(560円)高大生300円(240円)小中生無料
※常設・企画一体型の展示です。( )は20名以上の団体料金
※小中学生は無料です。
日本古来の貴重な文化財には、通常見ることのできない作品がたくさんあります。
大切なオリジナル作品を後世に伝えることと、その美しさをできるだけ多くの人に
見てもらうことの両方をかなえるため、2007年に「綴プロジェクト」が始まりま
した。最新のデジタル技術と伝統工芸の技を駆使した高精細複製品は、より多くの
人に日本美術と接する機会を提供し、新たな日本文化の再認識へと繋がっています。
当館所蔵の国宝上杉本洛中洛外図屏風は、綴プロジェクト第一期作品として選定され、
2008年の複製寄贈を受けて以来13年間、小中学校への出前授業などで活用し、2500
人余りのこどもたちがその魅力や価値を実感しています。
本展では、綴プロジェクトで制作された高精細複製品から24点を選りすぐり展示し、
中・近世の錚々たる絵師たちの競演の中から、日本人の感性を表出させた日本画の魅力
を再発見するとともに、複製品にしかできない役割についても紹介します。