上杉の城下町米沢 観光情報!

▼サウンドスケープ02内容

1.実施趣旨
アートイベント「サウンドスケープ」 は、
音楽や美術などさまざまな分野で活動する
若い世代のアーティストのために、
その発表の場として“のどのど”を中心とした
実行委員会が始めたイベントです。
第2回目となる今回は「旧米沢高等工業学校本館」
を会場とし、建物の魅力をその存在感や歴史とともに
味わいたいと考えています。

2.私たちの考える「サウンドスケープ」とは
本イベントは、アーティストを含めた参加者
ひとりひとりが「音の地図」(=サウンドスケープ)
を描くことを目的とした、継続的な活動の場(機会) です。
参加者は音(楽)や美術、映像、食、香りなど
さまざまな分野で活動を行うアーティストを通じ、
普段触れる機会の少ない多数の表現・アート、
また日本の伝統文化に触れることとなります。

本イベントにおいては、茶道に茶室、花、掛け軸、
道具、菓子、懐石料理、茶、亭主と主客の会話、
一期一会の心が必要なのと同じく、会場のもつ雰囲気、
アーティストと観客とのコミュニケーションなども、
その空間を作るためには重要な要素と考えます。
それは、目に見えない音楽に耳を澄ましてもらうことが
必要なのと同じに、日常生活では埋もれている
身体の感覚を研ぎ澄まし、アーティストたちの表現を、
一人ひとりの感じ方で受け止めてもらいたいと
考えるからです。

また、会場については米沢の街中にあること、
空間として惹かれるものを感じるところ
(この場所で表現活動を行いたい、発表したい、
と思わせるなにかを感じられるところ)をその候補とし、
街の魅力を参加者・来場者が再発見するきっかけと
なるよう企画しています。

「のどのど」とは?
2004年に米沢市で結成された音楽ユニット。
グループとして演奏活動を行うばかりだけではなく、
楽曲提供や、デザインワーク、執筆、県内における
アートイベントの企画制作等に、
メンバーそれぞれが関わっている。
メンバーはチダショウコ(ピアノ)、
ツキモトクミコ(フルート、パーカッション)、
ツダチアキ(三線、歌)
ドイヒロカズ(メロディカ、歌、ピアノ、パーカッション)の4人。
2004年9月11日、定禅寺ストリートジャズフェスティバルにて
デビュー以来、演奏活動では山形・仙台を中心に活動中。
ボサノバ、ジャズから沖縄民謡、1940〜80年代の歌謡曲、
クラシック、ポエトリーリーディング、コンテンポラリーまで、
守備範囲は広い。

3.開催内容

ライヴステージ
・4団体出演、入替え時間10分、計2時間40分を予定

・出演等:
T.後藤允カルテット(40分)
東北大モダンジャズ研究会のOBによるジャズバンド。
メンバーは
後藤允(フリューゲルホルン:米沢市出身、東京在住)、
西谷啓(ピアノ:水戸在住)、
菅原哲(ベース:新潟在住)、
小池伸幸(ドラム:仙台在住)の4人。
北欧、フランスなどのジャズミュージシャンのオリジナルや、
スタンダード、日本の古い曲などをモダン・ジャズのスタイルで
演奏している。

 U.HERMANO(エルマーノ=[羅]兄弟 )(30分)
小国町を拠点に活動するインストゥルメンタル・バンド。
通常は、ギター、ベース、パーカッションの3人で
“HALLUCINATION”(ハルシネイション)というバンド名で
活動しており、今回は、ベース担当が参加できない為、
ギター担当のタケシとパーカッション担当のヒロキ の2人で、
ラテン語で「兄弟」を意味する
“HERMANO”(エルマーノ)のユニット名で参加。
(文字通り、2人は兄弟です!)
“HALLUCINATION” として活動する場合には、
ロックから、ボサノバ、レゲェ、スパニッシュ系、
クラシックまで、また、オリジナル曲も含め
ノン・ジャンルで演奏している。
コピー曲を演奏する場合にも、必ず独自のアレンジを加えて
演奏するスタイルを取っている。
今回“HERMANO”としてはそれぞれがボーカルも担当する。
クラッシック・ギター・ソロのために書かれた曲に
パーカッションを加えて演奏するほか、
パッヘルベルの「カノン」をギターでアレンジして演奏。
またスタンダードナンバー「マイ・ウェイ」を
Gipsy Kingsが演奏したスパニッシュ系のアレンジに、
さらにアレンジを加えて演奏する予定。
(ただし、当日都合により曲目を変更する場合がございます。)

V.及川潤耶×齋藤高晴(40分)

作品名: Sound-Visual-Poem 『Reminiscence』
1.Prelude 2.Here and There
3.I am 4.you are? 5.a lost memory
6.Epilogue

Direction/Composition 及川潤耶
Moving-image 斎藤高晴

作曲家:及川潤耶の他分野との
コラボレーションプロジェクト「organon」の
第二作目であり、映像作家:齋藤高晴との共同作品。
多数のスピーカーから広がる立体的な音響と
断片的な日常の風景を映す映像が有機的に絡み合い、
ひとつの空間としての作品をつくり出す。
遠い声や身近な音などで構成される音響世界と、
互いに結びつき、またはじき合うイメージの連鎖が
空間全体を物質化された記憶へと変容させる。
本作品は、2009年にTe Pito recordsよりリリースが
予定されている。

.美術作品展示
・出品作家:林こずえ(アーティスト:札幌出身、山形市在住)
昭和59年9月5日 北海道江別市生れ。
東北芸術工科大学芸術学部美術科洋画コース版画専攻 卒業後、
現在は東北芸術工科大学芸術工学研究科
修士課程芸術文化専攻こども芸術教育研究領域2年在籍中。
木版と水彩の技法を同時に用い、見る人にさまざなイメージを
思い起こさせる作品世界を目指す。

.抹茶の振舞い
・社中:裏千家 宗智社(主宰 千田宗智:仙台在住)
お抹茶と干菓子を呈する。会場内にテーブル席をつくり、
盆略点前でのお抹茶の提供を予定している。
来場者には10数種類の抹茶茶碗の中から、
気に入ったものを選んでいただくほか、
自分で抹茶を点ててみたい方には、茶筅をお貸しし
実際に体験してもらう。
当日は、社中より複数名が担当予定。
菓子は仙台の森の香本舗のものを予定している。

.建築ガイドツアー
建築の専門家である宮城大学助教(建築計画専攻)
田代久美氏にガイド役を依頼し、開演前の時間を利用した
建物の歴史や特徴を知るガイドツアーを実施する。
そのほか、大学としての歴史に加え、建築史学的価値に
ついても知ることで、歴史的遺産を通じた
まちの魅力の再発見につなげたい。

.古本(文庫本)交換会
 チケットは本のしおりとして使用できるような形に作成する。
来場者に、自分の読み終わった、誰かにお薦めしたい、
読んでほしい文庫本を一冊提供してもらい、
その本にチケットを挟んで来場してもらう。
受付でその本をお預かりし、チケットをもぎるのと一緒に、
誰か他の人が提供した一冊を受け取ることができる。
来場者にも参加者として主体的にイベントへ
関わってもらえたら、と企画した。

.物品販売
出演団体のCD、アートブック(短編小説集、オリジナル曲の楽譜) 、
オリジナルポストカード、缶バッジなどの販売を行う予定。

●2008.11.18
●staff
編集


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