米田ノート
▼第二十八話「さらに、あんしんを考えます」
このたび東日本大震災により、被害を受けられた皆様に心よりお見舞い申し上げます。震災に関して私が感じました事も皆さんにお伝えしたいと思っていますが、今はまだ整理が付きません。今回は震災前に書きかけていたものを掲載させて頂きます。
暖かくなって来たので「そろそろ春だな」
と思っていたら、雪が降ってくる。寒そうなので「現場仕事に行きたくない」と考えていると、戸外は思ったより暖かいので、現場作業に出かける。でも、天候の具合で急に寒くなる時も有るので、やはり外仕事はつらい。
現場仕事を必ずしなければならない業種の人間にとって、この気候の変化は困ったものです。先日も春彼岸の建墓作業には「ちょっと、速すぎるかな?」とも思ったのですが、二月の暖かかった数日を利用して、集中的に墓建てをしました。結果的には、その間は天気も良く暖かい日ばかりだったので助かりました。『おてんとうさま』に感謝です。
思えば昨年の春は、ゆっくり咲いた桜花の頃に遅い雪。冷夏になると言われながら、その後長く続いた猛暑の夏。そしてこの年末年始の記録的な大雪。『地球さん』は地上に住む我々人間に、何か変化する事を求めているのでしょうか?
先日、NPO法人ワンファミリー仙台主催の『生きる意味を考える』講演会に行ってきました。講師は大田篤さん、広島県出身で私より三歳年下。私と同じ様な環境(同郷人だからと言う、勝手な思い込み)で育った人がどの様な講話をしてくれるのか、興味津々で会場に向かいました。
小さな会場に二・三十人の参加者。「こりゃ時間の無駄だったかな?」と思っていますと、大田氏の野性味溢れる顔から出てくる軽妙な語り口の中に、かなり厳しい内容の話。引き込まれるように二時間半、彼の発する言葉に耳を傾けていました。
「日本は世界でも有数の『洗脳国家』である。」から始まり何の事やらと思っていると、新聞記事と統計を混ぜながら解り易く、現在日本で使われているワクチンや高血圧の治療薬、抗癌剤、新型インフルエンザ用の薬品の必要性と信頼性。本当に日本の少女達に子宮頸癌ワクチンは必要なのか?と言った話が後か後から出て来ます。そして『日本で売られている多くの医薬品の、莫大な利益は何処に行っているのか?』今まで聞いた事も、考えた事も無い話です。
私も最近まで高血圧の治療薬を、一日一回呑んでいました。しかし、二年以上服用していた薬を、一月の末頃から何と無く止めていたのです。するとやはり数日で、血圧は不安を感じるほどの高い数値になりました。しかし、大田氏の話では、少し前までの医療では『年齢プラス90』が適正血圧となっていたそうで、それがこの十数年前から140〜150以上の血圧が高血圧症と決められたそうです。
また近々医療現場では、血圧130以上が高血圧症となる可能性が有ると大田氏は言っていました。そうなれば数値的には国民の半数近くが高血圧となり、多くの人々が高血圧症で通院を始めると共に、医療薬の服用を始める事になります。そうなると国民の財産の相当の部分が医療費になるのです。
少し前の話ですが、高名な医師がある老人ホームで講演をしている時、講話の途中でヘルパーさん達が一斉に会場の老人達に薬を渡し始め、服用するよう促したそうです。その不思議な光景に講師の医師は薬の銘柄を聴き、入所されている老人達の健康状態を考えて服用を中止するよう指示したそうです。困惑した職員は仕方なく従ったそうですが、数日後に、今まで自分の名前も言えなかった認知症状の老婆が、自分の名前を言える様に成ったとの事です。
これは現象の一つで、それが全てとは思いませんが、人間には年齢に応じた血圧が必要なのだそうです。それを薬の作用で血圧を無理やり下げる。言わば血液ポンプの圧力を下げた状態にする。そうする事で人体の一番高い所に有る頭まで必要な血流が回らなくなり、思考力が低下するとの事です。眼球も同様で、必要な圧力が低下すると視力も落ちていくそうです。
私の思い過ごしかも知れませんが、高血圧用薬の服用中は、私自身も視力の低下を感じたり、パソコンでの墓石図面製作時間が短く成っていたりして、全体的に仕事に対する気力が落ちていたように思うのです。薬の服用を止めて数十日の今は、何と無く元気になった様に思う上に、大田氏の話を聞いて血圧に関する不安も解消されました。
一部の医者がこう言うからとか、世間的にはああ為っているから、みんなが忠告するから、と言うのは本当に真実なのでしょうか?
本当の『あんしん』は、自分で答えを出さなくてはならなのです。
ここまで記した所で、死ぬまで忘れる事もないであろう、あの日が来たのです。世の中が急激な変化を求めている事を感じます。
2011.04.15:yoneda
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