やまがた芸術倶楽部

メモ

夜間部 写真模写課題


 高校の写真部に属し、写真にこだわり通した彼女の作品は、同級生をモデルに撮影したお気に入りの写真を、さらに鉛筆で模写したものです。紙や服の黒から金属に光が反射した明るい色までを力強く再現しています。思い入れのこもった良い模写作品です。








昼間部 人物着彩課題


 芸工大の日本画コースの推薦入試の課題は人物モデルの着彩が恒例となっています。
 腕と脇・胸の空間がすっきり抜けています。頭の形体にそった髪の表現も見事です。欲を言えば、腰から腿にかけての構造がやや不自然かな?とも思いますが、入試直前の時期に、このように楽しさが伝わってくる絵が描けるのはたいしたものです!








夜間部 静物着彩課題


 鉛筆デッサンで積み重ねた厳しい観察眼を駆使すれば着彩も同じように描ける!という良い見本。・・・というのも京都造形大の日本画コースを受験した彼は入試まで鉛筆デッサン一本で勉強してきました。合格を決めてからはじめて絵具を使って描いた作品がこれなのです。花の質感・備前焼の花瓶の質感が描き分けられた清々しい作品です。








昼間部 粘土立体課題


 たまには絵画系の受講生も立体をやってみたら・・・と制作したうさぎの塑像作品。ちょっと太めのうさぎの毛皮の形・肉づきの具合を再現しつつも、その下にある骨格を意識し忘れてない誠実な造形です。
 このような立体作品を作り込んだ経験が以降の絵画描写にも必ず好影響を与えます。




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