ぶっくぶくの部屋
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連続買物受難!
このところ買物受難が続いている。
その1 サイクルトレーナー
冬期間のトレーニング用としてネット購入したのだが、うまくセッティング
できなくてほっぽっておいたら、もう実車の季節。
1回も使わずにお蔵入り。
その2 革靴
誕生日に買ってもらった革靴、履いて3日目ぐらいに市内某所で、おそらく
意図的に履き間違えられ履き去られた。
なぜなら、残ったひとつの靴がボロボロ。サイズほぼ同じ。
怒りがおさまらん!
その3 カバン
愚妻に金を渡し、某有名カバン店でカバンを買ってきてもらった。
つましいオレにとっちゃあ清水の舞台から飛び降りるような決断。
でも買ってきた代物がどうも気に食わない。で、わざわざ返品。
愚妻いわく「もう二度と頼まれないからっ!」
まあ、今ので充分かも…
その4 メガネ
スポーツ用のサングラスを買った。もちろん度付きのインナーグラスタイプ。
休日前に出来あがってきたが、焦点やら角度やらが全く合わず。
ダメかなあと思いつつも店に行ったら、スンナリ返品。
良かったのか、悪かったのか…?
その5
ああっ、もうやめ!自分の短慮、不注意、わがままをさらけ出しただけじゃん。
File No.339
『あの戦争から遠く離れて』城戸久枝(文春文庫 943円)
オススメ度★★★☆☆
大宅壮一ノンフィクション賞受賞の長編作品。
四国に住むある女性(著者)が、中国残留孤児だった父の足跡を追うもの。
中国残留孤児の話は断片的によく聞くが、日中の国交回復もなっていない
時代に、よくぞ日本に帰ってきたものだという、その意志の強さに感動を
おぼえる。
今、中国との関係はやや冷え込んでしまっているが、それは国家間のことで、
人と人との心の絆は、国がどこであろうと、あまり変わらない、という
少し暖かさを呼び起こしてもくれる。
また一方では、戦争は多くの人々の人生を大きく変えてしまったんだなあと
改めて実感する。
File No.340
『山本五十六の生涯』工藤美代子(幻冬舎文庫 876円)
オススメ度★★★★☆
山本五十六のことは多くの人が書いている。
中でも代表的なのは、阿川弘之の『山本五十六』と、半藤一利の『聯合艦隊
司令長官山本五十六』であろう。
いずれも読んだが、まあ名著の部類に入るものだと思う。
しかし、いずれも偏りというか著者の好みが色濃く出ている。
阿川は自身が元海軍だけあって、海軍礼賛的な感じだし、半藤は五十六と
同じ長岡出身なので身贔屓が少し感じられる。実際に著者もそんなことを
書いている。
このふたつの巨峰を眼の前にしながらもよくぞ書きおおせたと感心する。
しかも、阿川の説にはいくつも疑問を呈しているし、前二作にもあまり
ヒケをとらないような骨太の内容に仕上がっているとオレは評価する。
File No.341
『どう働く』坂本光司・青木仁志(あさ出版 1300円)
オススメ度★☆☆☆☆
あのベストセラー『日本でいちばん大切にしたい会社』の著者・坂本光司と
一代で人材開発コンサルティング会社を立ち上げた立志伝中の人・青木仁志
が、働くことの意味や意義について論じたもの。
いやはやもう箴言・格言のオンパレード。
「無形の価値であるサービスに愛想を尽かして顧客が離れていくケースが多い」
「人と同じような時間、勉強をしていても違いが生まれるわけがない」
「会社とは社会に役立つ仕事をするところ」
「地位があがり、経済力がつくと、人はまわりや小さなものが見えなくなる」
などなど、ナルホドと啓発される言葉が満載。
とくに坂本光司は、その講演内容と同じに「熱い」。
しかし…
すべての人が仕事で自己実現なんて出来るんだろうか?という疑問が残る。
そして…
これだけの値段で売っている本としてはめずらしいぐらいの大きな誤植がある。
あってはならないことである。
たいへん良いことを書き連ねていても、これでいっぺんに興ざめ。
洛陽の紙価は大暴落。
2013.05.20:
ycci
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